婦人科サロン発祥の地「ワンドマユ」では、約6年でのべ3000人以上の女性を足 ツボなどの自然療法でサポートしてきた解決策がたくさんあります。
ひどい冷え性と貧血があり、10センチ以上の子宮筋腫がある場合も、改善策はあるのですが、改善には時間がかかります。その理由と解決策を実例を交えてご紹介します。
目次
冷え性と貧血と子宮筋腫の原因
生まれつき冷える体質
新幹線で2時間半かけてワンドマユに週1回通われていたAさんは、
「昔から冷えてます。小学生の頃からすでに冷え性だったんじゃないかな。今は寝るときは靴下8枚履いてます。
それで痛くなって起きて脱いでまた履いて寝るんです。アハハ!履かないと冷えてて眠れないんです」とものすごく明るい方で、笑われていたのですが(笑)極度の冷え性。体質の診断をすると、生まれつきの体質のようです。
生まれつきの場合は、それがその人の基本の性質なので、間違った生活習慣を続けてしまうと悪化していきます。生まれつきの性質は、改善させるというよりは、うまく付き合って悪化させないという考えが大事。
Aさんは、間違った食事(乳製品、砂糖、小麦など)とストレス(激務で自宅い帰れない日もある)により、冷えを助長させてしまっているようでした。
月経過多でヘモグロビン5の貧血
Aさんは、子宮筋腫があり月経過多にも悩まされていました。
「多い日は、夜用のナプキンは1時間もたないのは当たり前だし、おむつをしないといけないくらいのひもあります。
塊もすごい出るんです。この6月から鉄剤をもらってて飲んでるんですけど、何も変わらないですんよね、アハハ!」
と明るく笑われていましたが(笑)…、出血量が多くても、血液を造るパワーがあれば問題ないのですが、Aさんの場合は、冷え性がひどく、ストレス過多でもあり、臓器の働きも弱っている状態なので、十分に造血できない状態だったので、どんどんヘモグロビンが減ってしまい、いつも数値が5〜9くらいと言っていました。
それに、食事の内容も良くなく便秘でもあるので、造血もできなければ造られても質の良い血液ではないというのが大問題。(血液は腸から造られるため便秘だと腸が汚れているので血液の質が悪くなる)
全身がむくんで凝り固まっている
Aさんの体や足裏はどこもかしこもカッチカチ。マッサージやセルライト除去のエステにも行かれるそうなのですが、全く指が入らない、全く機械の効果が得られない、そんな状況でした。
「マッサージもエステも行ってるんですけどね。セルライト除去はめちゃくちゃ痛いんですけど、全然効果ないんです〜 笑」
Aさんはいつも笑い飛ばして楽しそうなのですが、体は悲鳴を上げています。
足はセルライトでガチガチです。足裏も老廃物が溜まりすぎ。足 ツボをすると「全然痛くないです」と言うのですが、それもそのはず。溜まりすぎて硬すぎて指が入りませんから。
全身が凝り固まった原因は、冷えです。冷えると固まるというのが自然界の法則。水も冷えると氷になりますよね。それと同じ。
過剰なストレスと間違った食事
先ほども少し触れましたが、Aさんの会社は激務が続き、自宅に帰ることもできず、近くのビジネスホテルに寝泊りすることも多いとか。寝る時間も少ないそうなのですが、休みの日には、自宅に帰り、排水溝の掃除までして、掃除日記なるものをきちんとつけているという、かなりの”きちんとさん”。
ゆっくりするのが苦手ということですが、ストレスとバタバタ過ごす時間ばかりで体は緊張状態が続き、血管が収縮し、ますます冷えが助長されています。
それに間違った食事!朝は食べる時間がないので食べず、昼はコンビニのお弁当。なるべく和食を選んでいるそうですが、コンビニ弁当は添加物まみれで、冷えや子宮筋腫の原因となるものがたくさん含まれています。
夜はほとんど麺類で済ますそうで、うどん、素麺、パスタがメイン。
絶対ダメですね(笑)小麦を常食しているなんて、子宮筋腫は小さくならなくてオッケーと言っているようなもの!
さらにAさんは、毎日お菓子をたくさん食べていました。仕事中に、配られるお菓子や自分で引き出しにストックしているお菓子をポリポリ食べているとか。それと、毎日水を2リットル飲んでいるそうなのですが、1日水2リットル説は誰にでも当てはまることではありません。
特にAさんのような凝り固まってしまうほどの冷え性の場合は、2リットルの水を処理できるはずがありません。できていたら凝り固まりませんからね。
とても危険な食習慣と水の摂り方をしているAさんでした。
たくさん食べないのに太っている
Aさんはぽっちゃり体型でした。朝も食べないし、毎日食べる量は少ないのに痩せないと言っていましたが、まずお菓子食べてたら痩せませんよね 笑
それに、ぽっちゃりしている原因は脂肪もありますが、Aさんの体の多くを占めるのは、セルライト(老廃物)と排泄されなかった水分です。
この場合、普通にダイエットしても痩せません。食改善し、マッサージや足 ツボでセルライトを除去し、体を温め、水分を排泄させる。これをしていかないといけません。
体調を考えても、痩せた方がいいので、ダイエットも意識することに。
冷え性と貧血、月経過多と子宮筋腫が12センチにもなったワケ
Aさんがいろんな体のお悩みをお持ちなワケは、冷え、ストレス(緊張状態)、間違った食事、間違った水の摂り方ですね。
足を見ても明らかで、まずストレスが多すぎて、足全体がむくんで張ってパンパンのガチガチ。この状態は、ストレスで緊張状態が続いている人に多いです。それに足裏が真っ白!真っ白なのは、冷え性がひどすぎるからです。
体は温かいから動くし、動くから熱を発するのですが、Aさんはどちらもできていない状態と足裏から見て取れたので、とにかく足全体を柔らかく、そして熱を感じる足に。靴下を1枚まで減らせるようにとケアすることに。
原因がわかったので、あとはそれを抹消していくだけ!これを足 ツボと食事でやっていきます。
子宮筋腫を小さくするのではない!冷えを改善するのだ
冷え性改善と10キロダイエット
Aさんの改善計画は、子宮筋腫を小さくすることではありません。冷えを改善することです。そうすることで、全ての臓器が機能して、貧血も良くなるし、いずれ子宮筋腫も小さくなります。
正直、Aさんの今のこの体の状態は、子宮筋腫を小さくするなんて、遥か遠い未来なんです。体を正常に戻してからの話です、子宮筋腫が小さくなるのは。
Aさん自身も子宮筋腫を小さくするというより、まずは貧血や冷え性をなんとかしたいということでした。
なので、とにかく冷え性を改善して、正常な体に戻すことを目標にしました。あと10キロ痩せること!無理なダイエットではなく、体を温め、水分を排泄し、セルライトをほぐしやすくして、セルライト(老廃物)と水分を徹底的に出す!
Aさんの場合、これしかありません。これができれば、相乗効果で冷えも改善されます。
足 ツボのケア方法
足 ツボでは腎臓などの泌尿器系を念入りに施術して、ストレスから来る冷えも改善しないといけないので、大脳や脳下垂体といった反射区(足裏の場所)もしっかりケア。
あとは、胃と腸ですね。胃でしっかり消化できるようになれば、吸収もできて血液を造れます。でも造られた血液が汚れてちゃ意味がないので、血液を造る腸を動かすのです。便秘解消です。
しかし、ここまで老廃物が溜まって硬くなっていると、強めにケアしたいところなのですが、老廃物が溜まりすぎて痛みを感じないほどなので、強めにするとかえって危険です。麻痺した場所には針を刺しても痛くないですが、それをやりすぎると知らぬ間に流血しますよね。そんなことしないと思いますが…。
それと同じで、痛みがないからといってやり過ぎてしまうと危険なんです。だから、優しい足 ツボをしました。これじゃ、Aさんの体が変わるまでに相当な時間がかかりますが、仕方がないですね。
あととにかくできることとして、半身浴や湯たんぽ、白湯を飲むなど、体を温めることでAさんが日常できることを取り入れることに。
冷え性改善までの道のり
7キロ減量!パンツがブカブカ
Aさんは、足 ツボはかなりがんばっていました。
「寝る間も惜しんでやってますよ、セルフケア。やらないと眠れないんです」
きちんとさんなAさんは、きちんとケアしないと眠れないのです。でも、Aさんには寝てほしいと思いました。ストレス、緊張状態をとくにも寝てほしいのです。体は眠っている間に代謝するし、眠ってほしいのです。
しかし、セルフケアをがんばったおかげで、足がすごくほっそりして、パッと見てもすぐにわかるほど。
体重測定を毎回やっていたのですが、半年くらいで7キロ減量しました。
これは、老廃物や水分が排泄されたからです。とにかくむくんでいた足がかなりスッキリしています。
「エステであれだけお金かけてセルライト除去していたのに、足 ツボで痩せるなんてですね〜。アハハ!パンツもブカブカです!」と笑ってました 笑
食事の改善ができない
Aさんは足 ツボはできても食事の改善がなかなかできません。仕事中はどうしても甘いものに手が伸び、気がついたら引き出しを開けて、クッキーやチョコレートを食べていると。
朝食べない習慣はずっと続けていて(朝は排泄の時間なので食べないのはオッケー)、昼食のコンビニ弁当もそのまま。手作り弁当を持っていきたい気持ちはあるのですが、なんせ激務のため、作っている時間がないと。
夜も同じくで、作る時間がないので、つい麺類になってしまうとのこと。
水分が抜けて良い感じになってきた体には、良質な食事を入れてほしいです。せっかく良い状態になってきているのだから、汚さずキレイなものを入れてほしい…。食事で体が作られるので、食改善は必須なんですね。
でも、無理を言ってもできないものはできないので、「これじゃ改善しないかもしれないですよ」と釘を打って、Aさんもそれを承知の上で、改善計画を進めることに。
貧血がひどく点滴することに
食改善ができないので、Aさんの貧血はなかなか改善されず、点滴を打ったとのこと。
足 ツボはがんばっているので、足裏も少しずつ柔らかくなって、白色からピンク色にもなってきていたので、臓器は少しずつ動いてきているはずですが、栄養のある食事ができていないので、血液が造られません。
月経過多もまだまだあるので、これでは貧血は改善されないです。
リュープリンを打つことに
Aさんは出血が減らず貧血もひどいため、ホルモン療法をすることになりました。リュープリンを4週間に1回のペースで打つことに。
これで子宮筋腫が小さくなるといいのですが、もちろんホルモン療法だけやっていても、それをやめたらぶり返すだけなので、リュープリンを打ちながら、足 ツボや食事で体質改善を続けることに。
「注射で小さくして、そのままキープするために体質改善も続けますね!足 ツボは大好きなので毎日やります!」
と話されていましたが、できれば食事もがんばってほしいところ。
足 ツボの痛みを感じるようになった
Aさんは、足 ツボだけはがんばっていたので、足が柔らかくなり痛みも感じるようになっていました。
足 ツボをした後は普通は、足が血行がよくなってポカポカと赤くなりますが、Aさんの場合は足 ツボ後もほとんど状態が変わらないほど頑固でした。
でも、だんだんと施術後に赤みが出るようにもなり、熱を感じられるまでになりました。
「まだ靴下は履いてますけど、3枚くらいでもいいかなっていう感じです。3枚だと痛くならないですね。痛くて起きることがなくなったので、朝までぐっすり眠れてうれしいんです。アハハ!!」
と、また笑われていましたが、ここまで改善できたのもAさんが本当にセルフケアをがんばられたからです。激務の中毎日ケアできるなんて、素晴らしいことです。
下半身が細く柔らかくなった
Aさんは全身が凝り固まっていましたが、足 ツボのおかげで下半身は細くなり、柔らかさも出てきました。それに温かさも出てきました。
上半身は、仕事でパソコンをずっと打っているので、肩や腰はパンパンなまま。足 ツボで肩や腰にもアプローチはできますが、及ばないほどの凝りなので、ほぐれるまでは、まだまだ時間はかかるでしょう。
しかし下半身の状態はとても良く、むくみでパンパンだった膝下もスッキリして、いつも無理して履いていた着圧ソックスが無理しなくても履けるようになっていました。
体重が10キロ減った!
Aさんは、足 ツボの効果もあったでしょうが、もしかすると激務で痩せたのでは?と思ってしまうほど激務が続く中、10キロの減量に成功しました。サポートしているこちらとしては、やや複雑な気持ちでしたが、Aさんは、
「10キロ痩せました!58キロなんて見たことない!!うれしいです!!わーい!アハハ!」
と喜ばれていたので、足 ツボをがんばった成果と思うことに。
子宮筋腫の手術をすることに
Aさんは、足 ツボを本当にがんばられました。でも、激務によるストレスや体の緊張状態が取れなかったこと、食事の改善がほとんどできなかったことで、子宮筋腫を小さくするまではやはり至りませんでした。
「リュープリンでも小さくならないんですよね。頑固ですね、私の子宮筋腫って!アハハハ!
でも仕方ないってわかってます。これからも激務は続くし、出血とか貧血は仕事に差し支えるので、やっぱり手術することにしました。ここまで痩せたし、体調も良くなってるので、これからも足 ツボは続けます!足 ツボ大好きです!」
と、手術後もサロンに通ってくださっていました。(開腹手術の場合、術後6ヶ月は足 ツボできません)
このように、足 ツボをがんばっても、最終的に手術を選択される方もいます。手術はしないに越したことはありませんが、必要な場合もあります。
生活面で差し支えるようなら、手術をして生活が普通にできるようになった方が良い場合もあるでしょう。日々生活ですから生活の質(QOL)について、よく考えないといけませんよね。
絶対手術はしない!と頑なに思っている人も少なくないのですが、柔軟に考えてみてください。必要な場合はあります。
ワンドマユでも自然療法をしていますが、手術はしない!と提唱しているのではありません。必要な時は、手術や薬には頼った方がいい、賢く自然療法と現代医療を利用しましょうと伝えています。
大事なのは、”手術や薬だけに頼らない”ということ。頼りながらも、自然療法で体質を改善していき、いずれ治療がやめられるように、もしやめても元氣な体を維持できるように。また、治療が続く場合でも、薬害で負けないよう体調を良好に保つために、自然療法は、どんな場合にも絶対に必要です。
自然療法と現代医療は、正しい選択、正しい利用をしましょう。