婦人科サロン発祥の地「ワンドマユ」では、40代のお客様が多く、ワインや焼酎、日本酒などアルコールをたしなまれる素敵な女性ばかりです。
子宮筋腫を改善しようとサロンに来られている中で、「ワインとか飲んでてもいいんですかね?」と聞かれることがよくあります。
ワインはダメなことはないですよ。楽しまれるといいです。ただ、休肝日は必要です。あと、あなたがどんな体質か、どれくらいの期間、子宮筋腫で悩んでいるかなどによっても休肝日の日数は決まってきます。
目次
ワインは健康に良い?それは、楽しみ方次第!
適切なワインの量
厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、”節度ある適度な飲酒”としている量は、1日平均約20g程度のアルコールということです。
ワインの量ではないですよ。”アルコールの量”です。
ワインの場合は、180mlで20gのアルコールが含まれるので、グラスワイン1杯が125mlくらいなので、1杯半ということになります。結構少ない? 苦笑
他のデータとして、男性はワイングラス2杯以内、女性は1杯以内とも。これは、男性より女性の方が肝臓が小さく血液量が少ないので、同じ量を飲んでも、アルコール血中濃度が高くなることや分解するのに負担が大きいため。
ちなみに、妊娠中の場合は赤ワインに限らず、アルコールは飲んではいけません。胎児の先天性の障害を持つリスクが高まってしまいます。
赤ワインと白ワインのいいところ(効能)
赤ワインには、ポリフェノールが多く含まれていて、それが健康に良いと認識されていますよね。
フレンチパラドックスという話をご存知ですか?フランス人は、肥満大国アメリカと比べ4倍量のバター、60%増しのチーズ、3倍近い量の豚肉を多く食べていると言われているのですが、フランス人は、心臓病で死亡する人が少ないという調査結果があります。
予測していたのとは逆の結果だったので世界中が注目しました。この謎に対しての答えは、フランス人は赤ワインを毎日飲んでいるからとのことでした。この報告”フレンチ・パラドックス”をきっかけに、アメリカを中心に世界的に赤ワイン人気となったのです。
赤ワインに含まれるポリフェノールには、動脈硬化などを引き起こす悪玉コレステロールの酸化を抑制する働きがあり、動脈硬化の予防効果や、脂質を低下させたり、活性酸素を中和する働きもあると言われています。
白ワインはというと、こちらも健康への効果が報告されていて、便秘解消や骨粗しょう症の予防、美肌効果、むくみ解消、血行促進、血糖値コントロール、高血圧予防などたくさんのメリットがあります。
ワインを飲まない休肝日を設ける
公益社団法人アルコール健康医学協会では、「2日飲んで1日休むという習慣を作ることが大切」としています。
ワインなどアルコールは、肝臓でアセトアルデヒドという有害物質に分解され、最終的に水と二酸化炭素に分解されて、尿として排出されます。
この一連の処理が追い付かなくなるのが、二日酔いという症状。
アルコールを飲むと、肝臓に負担がかかります。肝臓はアルコールの分解だけでなく、他にもやらないといけない仕事は山ほどあります。
特に、肝臓は解毒などをしてくれて、デトックスには大きな役目を果たす臓器のため、子宮筋腫の改善を望んでいる人は、肝臓を疲れさせている場合ではありません!
“2日飲んで1日休む”は最低ラインとして実行したほうが良いでしょう。
子宮筋腫の改善を望む人ならではのワインの楽しみ方
子宮筋腫を小さくしたいと立ち上がった日から3ヶ月はやめる
子宮筋腫を小さくしようとカラダ作りをするその日から、3ヶ月はやめることをおすすめします。
体を変えるとなると、まず体に明確に「今から変わるよ」と知らせないといけません。
なぜなのかというと、体って生活習慣の結果により状態が決定します。生活習慣は、だいたい毎日同じものですよね。
だから、体も「だいたい同じだよね体もこんな感じで引き続き作っていきまーす!」という感じで準備しています。
そんな中、毎日飲んでいたワインを週1だけやめたところで、体は「だいたい同じだよねー」という認識のままで、「お!ワインを飲まない日ができたのか!じゃあ、もうちょっと体をこんな感じに…」とはまさか思いません。
ずーっと摂取し続けていたものって、体がものすごく記憶しているので、少々摂取が減ったところで体はなんとも変わらないんです。
体に変わらせようとするには、「今から変わるんだよ!」ってわからせること!
極端に生活習慣を変えれば、体はすぐ反応してくれます。(ただ、好転反応が出やすいのでご注意)
徐々に生活習慣を変えるっていうのが、一番変わらないんです。変わらないのっておもしろくないと思いません?徐々に生活習慣を変えていってる時って、自分にとっては、頑張ってるっていう意識なので、体が変わらないとなると、すごくおもしろくないんです。
「変えても変わらないんだったら、やーめた!」となりがち。
禁煙に成功する人もそうですけど、スパッとやめるんですよね。徐々にじゃなく。
“体にわからせる”
この考えが、体を変える上でとーっても大事なんです。だから、最初の3ヶ月はやめてしまうことをおすすめしています。
子宮筋腫の改善を始めた4ヶ月目からは体に聞く
4ヶ月目からはどうするかというと、あなたの体に聞いてください。
目安としては、まず便に関して、
- 便通が良くなっている
- 便の質が良くなっている(バナナ状で繊維質、黄金色のような明るい色)
そして、体調の変化として、
- 体調が良くなっている(なんとなーくでもOK!)
- 体重が減っている(少しでも)
こんなことが起こっていたら、子宮筋腫を小さくするカラダ作りが順調に進んでいるということなので、ワインを少し飲んでもいいでしょう!
でも、ここでまた毎日飲み始めると、せっかく頑張った最初の3ヶ月が台無しになっちゃうので、週1とか少量で再開してくださいね。
再開してから、また体調をみて、どれくらいが適切か自分で判断してください。これはもう自分の判断しかできないので。
目安は、便の状態に悪い変化がないか、体調が良いか、あと朝の目覚めが良い、むくみにくいなども観察してみてください。
3ヶ月やめた勢いで、断酒できるのならベストですが、ワインなどのアルコールは楽しみでもあるし、付き合いで飲まないといけない時もあるので、自分にあったペースを見つけて、賢くワインを楽しみましょう!
ワインの質にこだわる
ほとんどのワインには、酸化防止剤が入っています。ラベルには「酸化防止剤(亜硫酸塩)」と書かれているのですが、これは、二酸化硫黄と呼ばれ、食品添加物として保存料、漂白剤、酸化防止剤などに使用されています。
二酸化硫黄は、刺激臭のある無色の気体で、車の排気ガスや工業活動、また火山活動のような自然界でも発生することがあります。二酸化硫黄は酸性雨や公害の原因にもなる毒性の強い物質です。
二酸化硫黄が体内に入ると、せきや気管支炎、気管支喘息などを引き起こします。一定量の二酸化硫黄が含まれているワインを毎日ラットに飲ませるという動物実験を行ったところ、肝臓に障害がみられたという結果も出ていたり、発がん性や催奇形性、腎臓への障害なども心配されています。
人体にとって有害でも、衣類や紙の漂白剤や殺虫剤、また食品添加物として使われているのです。
ワインを安全に飲めるようにするために添加されているものですが、人体には危険ですね。
あと、ブドウの農薬問題もあります。ブドウは果実類のなかでも病害虫の被害に遭いやすいため、多くの農薬が使われます。アメリカでは2017年の残留農薬ランキングではワースト6位にブドウがランクインしており、農薬にさらされるリスクが高いことが分かっています。
ブドウを食べる前には、農薬の害を少しでも減らすために、せめて流水で洗うことが基本ですが、ワインを作る工程では、ブドウは洗われないそうです。
そのため、残留農薬がワインに含まれている可能性は高いと言われてます。
最近は、無添加のワインやオーガニックワインもたくさん出回っています。オーガニックワインとは、EUにおけるオーガニックワインに関する規定を守って造られたワインのことです。
ただし、オーガニックワインにも既定の量までなら亜硫酸塩を使用することが認められているので、無添加ということではありません。
添加物や農薬は、体内にどんどん蓄積され、それが血液を汚し、子宮筋腫などの原因になるので、質にはこだわった方がいいです。
子宮筋腫の改善中もワインをもうちょっと楽しめる工夫
ただワインを飲まない、減らすということだけでは、ネガティブな対策なだけなので、最後に、ポジティブなワインを楽しむ方法をご紹介します。
ワインを楽しめるための食事にする
食べたもので体は作られるので、子宮筋腫のない体を作るための食事に変えることは必須です。
ワインを飲むときは、食事内容がワインに合うものになると思うので、脂っこいものやチーズ、パンなど欧米食になりがちです。そういう食事は、はっきり言うと、子宮筋腫のエサです!
肉(動物性食品)は子宮筋腫の原因になるから食べない方が良い説
なので、ワインを飲まない日は、徹底的に子宮筋腫に良い食事に切り替える。
それと、食事以外の間食にも注意です。ワインとワインに合う食事はすでに体に負担をかけるので、それ以上の負担をかけないように、甘いもの(チョコレートや生クリーム等のスイーツ)やスナック菓子も食べないようにするか、かなり減らした方がいいです。
ワインを楽しめるための足 ツボをする
ワインを楽しめる強いカラダを作りましょう!
まぁ、言ってみたら当たり前のことですが、”これを楽しむ代わりにこれはがんばる”という代償は何事にも必要です。バランスがあって、何事もうまく行くんですよね。
ワインを楽しみたい場合は、ワインに負けないカラダ作りをがんばるということです。
そのためにできることが、実は足 ツボです!足 ツボで、肝臓をより活発に動かすことができるので、ワインを楽しんだ後の肝臓の仕事を助けてあげることができます。
肝臓を活発にするためのケアは、右足裏にある肝臓の場所(反射区)を刺激すること。
たったこれだけです。ここを押すのではなく、彫刻するように足 ツボしてみましょう!
これにプラスして、子宮筋腫を小さくする場所のケアもするといいですよ。