足 ツボをする上で知っておかないといけないのが、どこの場所がどこの臓器をあらわすのかっていうこと。
その場所というのは、足の反射区図で分かります。ちなみに、タイトルにもある通り、よく”図解”と言われるのですが、一応、反射区というのが正式名称になっていてそれをあらわす図なので、反射区図と言ったりします。
実際の足の写真で反射区図を解説するので、あなたの日々の足 ツボケアに生かしてくださいね。(この記事ではやり方ではなく反射区の場所のみお伝えしています)
目次
足 ツボセルフケアのための足裏の図解(反射区図)
足 ツボで使用する反射区とは
足 ツボは、反射区という足裏の場所を意識してケアを行います。でも反射区って何なの?っていうことですよね。まずそこから解説しておくと、反射区というのは、”ある特定の臓器につながっている神経の集まった場所”のことです。
例えば、胃の反射区。そこには、胃につながる神経が集まっていて、それを胃の反射区としています。そして、そこに刺激を加えれば、胃が活発に動き出すということです。
反射区により効く臓器が決まっているので、反射区を意識して足 ツボをすることはとっても大事なことです。
足 ツボをするとき最初と最後にケアする大事な3つの反射区
足 ツボのやり方を知っている人がこの図解を見るだけですぐケアができるように、足 ツボケアの順番で反射区をご紹介します。
まず、足 ツボをする際、大事な3つの反射区+1について。
3つの反射区とは、排泄を促す腎臓・輸尿管・膀胱という3つの反射区。この3つは、足 ツボをするとき最初と最後に必ず刺激します。排泄を促し、デトックスさせて、体をより良い状態にするためです。
そして、プラスワンの反射区とは、副腎の反射区。こちらは腎臓の反射区の一部でまずここをギューっと押してから、腎臓の反射区を刺激します。
腎臓は、足裏の横幅の真ん中でやや上に位置します。空豆の形をしていて、それはまるで腎臓そのものの形そっくり。
その下に、カタカナの”ノ”の字(右足は鏡写しの”ノ”)に伸びるのが輸尿管と言って、腎臓で作られた尿を膀胱へ送るときに通る管。
その管を通って最終的に尿が溜められるのが膀胱。足裏の反射区もそのように位置しています。
膀胱の位置は間違いやすいです。足裏でもなく側面でもない。足裏と側面の中間くらいの分かりにくい場所です。
これらの反射区は左右対称です。
足の指は脳や顔周りをあらわす場所
ケアをする順番として、先ほどの腎臓から膀胱が一番で、そのあとは単純に上(指)から下(かかと )へ降りてくるという順番です。
というわけで、腎臓から膀胱が終わった後の反射区をご紹介。
まずは、親指の腹。ここ全体は大脳をあらわします。
親指の腹のど真ん中に位置するのが、脳下垂体。
脳下垂体は、ホルモンバランスや体温調整、自律神経の調整などをしている生きるために必要な基本的な体の機能を司るとっても大事な器官。
小さい点の反射区なので(通常反射区は”点”ではなく”面”)見逃しがちなのですが、見逃せない重要な器官です。
親指の付け根。ここにも反射区が存在しています。ここは脳の下に位置する場所。体で言うとどこですか。そう、首ですね。
首が凝ったとき回したりすることがありますが、そんな時は、首の反射区を回しましょう。そしたら、首の凝りが軽くなりますよ。5分くらい回してくださいね。
あ、ちなみに本物の首を5分も回すのは危険なのでやめてください。でも、首こりを楽にしたい!ということなら、足の首の場所(反射区)を刺激しましょう!
足つぼって、体を遠隔操作できるから安心安全なんですよね。患部を直接触らなくていいですからね!
さて、親指以外の指の頭は何の反射区かと言うと、この4本は、前頭胴/副鼻腔です。
脳の前の方ですね。アレルギー(鼻炎など)がある方は、この4本が大きくなっていることが多いですよ。
4本の指の付け根にも実は反射区が存在しています。人差し指と中指の付け根は、目。薬指と小指の付け根は、耳。
これらの反射区も左右対称です。
足裏の上部の図解(反射区)
足裏の指のすぐ下のところは、肩、肩の端にあるのが肩関節。
肩の反射区の下についているのが、肺の反射区。
こうやって反射区の場所を確認していると、あることに気付きませんか?
指は頭。その下に首。その下に肩があって、端に肩関節って…。人間の体の位置そのものだ!って。
そうなんです、反射区ってただ人間の体の位置そのものなんです。反射区って体の縮図なだけで、あなたの体の頭から骨盤までを縮小して投影されたのが足裏なんです。
だから、体の中の臓器の位置を知っている人は、だいたいどこらへんにどの反射区があるかってすぐわかるんですよ。
さて、話を戻して、足裏の母趾球のところは、甲状腺、副甲状腺の反射区です。副甲状腺は、骨の上です。
甲状腺と肩・肺の反射区の境目にあるのが、気管・気管支の反射区。
ここは境目で、ちょっと窪みがあるのが理想ですが、多くの方がここの境目をなくしています。
それは、老廃物が溜まったり、角質ができていたり。特に女性は、ヒールや先の細いパンプスなどを履くとここで着地しがちなので、硬くなったり角質ができているんですよね。細長い角質ができている人、すごく多いです。
ワンドマユ式の足 ツボをすれば、その状態も良くなるので、やってみてくださいね。
参考→足の彫刻(足 ツボ)が子宮筋腫を小さくさせるという新常識
これらの反射区も左右対称です。
足裏の真ん中、土踏まずの図解(反射区)
甲状腺や肺などの下に位置するのが、体で見てみると、胃や心臓、肝臓、腸などではないでしょうか。
足裏の反射区も全く同じです。
甲状腺の下には胃の反射区があります。細かく言うと、ここに胃・十二指腸・膵臓という3つの反射区が存在しています。
腎臓を挟み足裏の外側には脾臓があります。
脾臓の中というとちょっと変な表現ですが、反射区でいうと脾臓の中に心臓が位置します。
でもこれは左足の話で、右足のこの場所は、肝臓・胆のうです。
胃・十二指腸・膵臓は、左右対称。心臓・脾臓、肝臓・胆のうは左右で異なるということですね。
これは、体を見るとそうですよね。体の右には肝臓が1つあって、左には脾臓や心臓があるということでそのまま足裏に投影されているというわけ。
「え、胃が左右に分かれてるのっておかしくない?」っていう声がすぐ聞こえてきたので解説すると、足裏の反射区は、両足をピタッとくっつけたときの状態で見るんです。
ピタッとくっつければ、胃の反射区は左右で1つということになるんですね。それがたまたま分かれてしまっただけのことで、左右の胃の反射区を刺激することで、1つの本物の胃が刺激されているということになります。
というわけで、足裏の下部の図解(反射区)に関しては、以下の記事をお読みくださいね。