足ツボをした後は、白湯を500ml飲みましょうと、だいたいどこの足ツボ屋さんに行っても言われます。
婦人科専門の足ツボを日本で初めて立ち上げた「ワンドマユ」でも言っています、「ケアの後は白湯を飲んでくださいね」と。(コップ1杯程度)
でもよく聞かれます、「常温の水を飲んでるんですけど、それでもいいですか?」「白湯以外でもいいですか?」
答えは、「いいですけど、せっかくのケアの効果を減らしてしまいますよ」ということです。
もし、せっかくやった足ツボのケアの効果を100%享受したいならこの続きを読んでみましょう。
目次
足ツボの後に白湯を飲む本当の意味
白湯はデトックス効果があるから
白湯、「さゆ」と読みます。一言で言うと、沸騰させたお湯を冷まして飲みやすくしたお湯のことです。
足ツボの後は白湯とか、健康のために、ダイエットのために白湯!などよく言われるのですが、その理由の一つは、デトックス効果があるからなんです。
白湯は、沸騰させたお湯を冷まして飲みやすくしたお湯のことではありますが、実は、インドの伝統医学のアーユルヴェーダで、毒出しの飲み物として一番推奨されています。
朝起きた時にまず白湯を飲むと、内臓に溜まっている毒素や体内の老廃物を排泄する手助けをしてくれると言われています。
実際に朝、白湯を飲むと排泄が高まるのがわかります。それもそのはず、朝は”排泄の時間”でもあるので、デトックス効果のある白湯の作用と相まって、排泄が高まるのです。
実は、足ツボの後に白湯を飲むのも、このデトックス効果があるからなんです。
特に、ワンドマユ式の足ツボは、足の老廃物をつぶして排泄させるいうやり方なので、ケアの後に白湯を飲むことで、その排泄が促進されて、足ツボの効果を高めてくれます。
白湯以外の飲み物を飲むと体が疲れるから
足ツボの後は、内臓の働きが高まっているので、消化、吸収力も高い状態です。そんな時に、栄養たっぷりのものを飲むと、体は消化と吸収をしないといけなくなり、排泄に100%の力を出せなくなります。
足ツボの後、つぶれた老廃物が血液に乗って体外へ出ていこうとしているさなか、体が消化、吸収をしないといけないとなると、体はそちらに集中しだすので、老廃物を出すことをやめてしまいます。
せっかくつぶれた老廃物、行く先がないので、仕方なく元のポジションに戻るか、体内をグルグル回って、冷えた汚れた場所に居場所を見つけてしまいます。(これが子宮筋腫など病気の原因!)
足ツボの後は、栄養のない、ただただデトックスだけしてくれる飲み物がいいのです。
それが、白湯なんです!水でもなく白湯です。水は体を冷やします。常温とはいえ、内臓の温度より低いので、冷やします。
白湯は内臓を動かしてくれるから
足ツボのケアが終わった後、内臓が活性化されています。それをもっと動かしてあげることができるのが白湯。
白湯は内臓の温度より少し温かい温度で飲むので(飲んだ後、自分がポカポカ感じる温度がベスト)、内臓が温まり、より動きやすくなります。
内臓が温まれば、新陳代謝も高まるので、冷え性の解消につながります。
また内臓が温まると痛みの緩和にもつながるので、生理痛も和らげてくれます。
足ツボの効果と白湯の効果で、腸が温まるので、腸が動き出し、便秘解消につながります。
また、正しい白湯の飲み方(後述)をすることで、便を柔らかくすることができ、排泄を促します。
白湯を飲めばダイエットにもなる
足ツボを続けると代謝が高まるので痩せやすくなりますが、白湯はさらにそれを促進してくれます。
白湯を飲むと内臓の温度が上がり、新陳代謝が高まります。
また、内臓の温度が1度上がると基礎代謝(生命維持のために消費される、必要最小限のエネルギー代謝量のこと)が10〜12%ほどアップするので、痩せやすくなります。
私たちが1日の間に消費するカロリーのおよそ6割が、基礎代謝による消費なので、基礎代謝が低下すれば太りやすくなり、基礎代謝が上昇すれば痩せやすくなります。
白湯は、基礎代謝を上昇させるので、ダイエットできるというわけ。
アーユルヴェーダ式白湯の作り方
なぜアーユルヴェーダで白湯が推奨されているのか。それは、アーユルヴェーダにおける”3つの要素”を全て含む魔法の飲み物だからなんです。
アーユルヴェーダでは、ヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)という3つの要素(原子)で全てが成り立っていると考えています。
白湯にこの3つの要素が含まれるのは、正しい作り方をすればなのですが、正しい作り方をした白湯こそ、魔法の飲み物。カンタンなので、ぜひチャレンジしてみてください。
- 換気扇を回す(風)
- やかんや鍋に水(水)を入れ、強火にかける(火)
- 沸騰したら、弱火で10分程度熱し続ける
- 飲める温度になるまで待つ
3つの要素が含まれていますよね!
朝、このように白湯を作って、保温ボトルに入れておくと便利ですよね。
ただ、毎日こうやって作れないという方もいると思います。白湯は飲まないより飲んだ方がいいので…、そんな時は、簡単に熱湯を沸かせるポットを使用することにしましょう。でも、時間のある日はこの方法で魔法の飲み物を作ってみてくださいね。
子宮筋腫を小さくする効果を高める白湯の飲み方
白湯の温度は37.5度から38度以上
白湯の温度は、内臓より高い温度が理想です。
内臓の温度は、体温より1度ほど高いと言われています。普通は37.5度から38度くらいで、39度になると熱中症になる温度です。
ちなみに、冷え性の内臓温度は、1度から2度も低いことが多いそうで、基礎代謝は約12%下がると言われています。(痩せにくい)
白湯の温度を設定する時は、37.5度から38度以上が良いですね。ただし、それで飲んでみて、体感としてポカポカする感じがあるかが大事です。
飲み終わった後、少し汗ばみそうなくらいで調整してみましょう。
白湯の量は足ツボの後ならコップ1杯程度を
足ツボの後は、500mlと言うのですが、これは、なるべく早く排泄ができるようにということで多めに飲みましょうということです。
ワンドマユでも以前は、500mlと言っていましたが、今はコップ1杯程度と言っています。
膀胱の容量は350〜500mlですが、200mlほど溜まると尿意を感じるそうです。
500ml飲めば、早く尿意を感じることができるので、汚れた老廃物が含まれた尿を素早く出すことができ、体内がどんどんクリーンになります。それは、足ツボの効果を高めているということ。
足ツボの後以外に飲むときは、状況に合わせてご自分に必要な量を飲んでくださいね。
白湯は一気飲みせずゆっくり飲む
白湯はちびちびゆっくり飲みましょう。一気に飲んでしまうと、ただ内臓に負担をかけるだけです。
また、足ツボの後は、血中に漂っている老廃物を回収しながら腎臓、膀胱に持っていきたいので、一気に飲むと、ただ腸に到達して流れ出てしまうだけなので、ゆっくり飲んで体内にしっかり巡らせるようにしましょう。
白湯を飲むタイミングは3つ
白湯を飲むのは、まずは朝一。デトックスが高まります!朝起きたら、まず水を火にかける習慣を!
そして、空腹時。胃が空っぽの状態で飲むことで、神経系にも良い効果があったり、ストレスホルモンであるコルチゾールを生成する副腎機能の疲労を防ぐ効果もあります。
食事中や食後は少しならいいですが、できるだけ食後30分以上空けて飲むようにしましょう。
最後は、足ツボの後です。すでに説明した通り、足ツボの後は老廃物がつぶれて排泄されるのを待っている状態。
このタイミングで白湯をゆっくり飲めば、がんばってつぶした老廃物が体外へ流れやすくなります。
白湯は、飲み方を間違わなければメリットばかりです。子宮筋腫などでお悩みの方には特に飲んでほしい魔法の飲み物!
ただ、初めて飲むとまずいと感じる方も多いです。味のついているものに慣れてしまっているのでそう感じてしまいます。また、体調が悪い時などもまずく感じやすいです。
そんな時は、美味しいと感じる”温度”を見つけてください。あなたにぴったりの温度があります。
ちなみに、レモンやスパイスを入れて飲みやすくするという手もあるのですが、足ツボの後の白湯に関しては、何の栄養もない”白湯のみ”の方がいいです。他のタイミングで飲むときは、味をつけてもいいですよ。
白湯は継続することで、体の調子もよくなり、美味しく感じるようになります。美味しく感じるようになった時、あなたの体の調子も上がっているという証拠!
その日を楽しみにしながら続けてみてくださいね。