接客業なら立ちっぱなしが多いですね。立っているだけで動きが少ないため、足がカチカチにむくんだり、また売り場が冷えていることが多く、冷えやすい。さらに、ヒールを履くことも多く、骨盤を歪ませて、女性の不調を招きやすい!
こんな状態は、月経過多や生理痛を引き起こす要素だらけです。
接客業は笑顔が大切ですから、楽しく快適に働けるように、月経の心配や痛みを起こさない体にしたいですね。
目次
3年前に店長になって起こった不調が重なり月経過多と生理痛に
売上や責任により、ストレスでいっぱい
婦人科サロン発祥の地「ワンドマユ」に通われていたKさんは、接客の仕事をしていて、3年前に店長になり、そこからストレスを感じ始めたとか。
「仕事を任されるのはありがたいし充実しているんですけど、上司に言われたりスタッフが動いてくれなかったり、何かとストレスを感じるようになりました。
売上とか責任もあるし、すごくストレスがかかって疲労感が半端ないです」
薬を飲まないと出ないくらい便秘
これも店長になってから、薬を飲まないと出ないようになってしまったとのこと。朝、早く出勤したり、今日はどんなスケジュールかと朝から緊張状態が続くため、出そうとする余裕がなく、いつの間にか出なくなってしまったそう。
「いつからか、薬を飲んで出すようになってました。本当に辛いです。お腹が重たくて、お腹空かない時もあるくらいです。お腹が出てたらみっともないでしょ。だから凹めるんですけど、なんか情けないな〜って思って」
ガスも便も溜まって、お腹がぽっこり出てしまっていました。ヒールを履くので、反り腰になって、余計にそれが目立って嫌だと言っていました。
冷房による冷えと立ちっぱなしのむくみ
売り場は、一年中冷えているそうです。そこにヒールで立ちっぱなし。接客なので服装で温かさをキープすることも難しく、ストッキングにスカートということが多いそう。
さらに立ちっぱなしでほぼ動かないので、筋肉を動かす機会もなく、夕方になると膝下がパンパン。
「夕方からは誰にも見られたくないです、足。太くてもう嫌になります。だから高めのヒールを履いてごまかしているっていうのもあるんですけど、逆にそれがむくみにもなりますよね」
そうなんです。ヒールが高くなるとそれだけ足は歪むので、歪みから流れが悪くなり、むくみやすくなります。また、むくみがあると、血管を圧迫するので血流が悪くなり、やはりむくみやすくなります。
反り腰からくる腰痛と肩こり
ヒールで立ちっぱなしは、反り腰になりやすくなるので、腰痛も招きます。腰痛が起こると必然と肩こりも起こりやすくなります。筋肉でつながっていますからね。
それに、反り腰は結局上半身全てを歪ませることになるので、その歪みから肩こりは発生します。
「肩がズーンと重いので、よく首を回しています。これもみっともないなーと思いながらも、くせですね、もう。腰も痛いし、なんでこんなんで接客してるんだろうって思います」
反り腰や腰痛は、腰の血行不良を招き、それはその周辺の臓器(子宮や卵巣)の血行も悪くさせるので注意が必要です。
夜ご飯の時間が遅くて消化不良
接客業は、夜が遅いことが多いですね。Kさんも毎日遅く、帰ってから食事をするので夜10時くらいから食べ始めることもあるとか。
寝る時間はすぐ迫っているので、消化途中で眠ることになります。眠っている間は、体は代謝する時間なので消化物が残っている状態だと、代謝がされません。
となると、朝起きた時、疲れが残っていたり、すっきりしない状態になります。また、代謝されないでいると、排泄物を準備することができていない状態になるので、朝の排泄も十分にありません。
「遅い日はなるべく食べないようにするか、食べる量を少なくするか、消化に良さそうなものを食べているんですけど、でも、なんか胃がずっと苦しい感じがしますね。
朝起きても重たい感じがしています。消化不良ですよね。やっぱり…」
Kさんの月経過多と生理痛は、これらの不調が重なり起こっていること。だったら、これらの不調をなくすのです!
全ては足に出ているから足 ツボをすれば不調は解決する!
足 ツボをする前の注意事項
セルフケアをする前に、こちらを必ずご確認ください。
・妊娠中、もしくは可能性がある場合はケアしないこと
・食後は30分以上あけてからケアすること
・感染症、発熱、風邪(っぽい)場合、重度の心臓病、腎臓病、糖尿病の場合はケアは禁止
・生理中は出血が増えることがあるので、気になる方はしない
・手術後6ヶ月以内はしない、もしくは医者の許可が出ればOK
・高血圧の場合、血圧が上がる恐れがあるので、弱め、時間を短めにして調整する
・不調を感じる日はしないこと
足 ツボのセルフケアは、自己責任のもと、行ってください。無理をしないでくださいね。守っていただければ、安全でカンタンなケアですからね!よろしくお願いします。
ストレスを緩和する足 ツボをする
ストレスが多いと、足の親指が大きくなっていることが多いです。
親指は脳をあらわすので、ストレスに関わる場所。Kさんも親指が大きくなっていて、さらに先の細いヒールを履いて指を圧迫させているので角質ができています。
大きいのと角質を取り除くために、彫刻するように(親指を小さくするように)足 ツボをします。
便秘を解消する足 ツボをする
便秘を解消するには、腸の反射区(足裏の場所)です。
腸の反射区は、土踏まずの下半分の位置。Kさんはここが固くなっていて、ヒールを履いていることで、足裏の筋肉が硬直しているため、アーチも崩れていました。しなやかさがないので、老廃物が溜まりやすくなっていて、ケアするとゴリゴリと音が鳴っていました。
ここも奥深く削るように足 ツボをします。柔らかくなって、しなやかさが出てきたら、薬なしでも出るようになります。
冷えとむくみを同時に解消する膝下マッサージ
冷えとむくみを解消するには、血行を改善するのです。そのためには、マッサージをすればいいだけ!
膝下をドックンドックンとポンプさせるマッサージと、足首から膝下にかけて、なであげるようにマッサージ。
これだけでも、随分むくみが解消されます。このマッサージ効果とむくみが解消されることで、血行がよくなり、冷えの改善にもつながります。
冷えてむくんでカチカチになった状態で寝ると、それが定着して足が太くなってしまうので、足 ツボと一緒に毎日することをおすすめします。
腰痛と肩こりを同時に解消する足 ツボ
腰の反射区は、かかとの周り。
肩の反射区は、指の下の盛り上がっている部分。
腰痛と肩こりがある人は、これらの場所が硬くなっていたり、大きく張っていたり、また角質やカサカサの状態になっていることが多いです。
足 ツボをすると角質やカサカサが改善され、腰痛や肩こりも緩和されます。
消化不良を改善し睡眠中に代謝させる足 ツボ
消化を改善するには胃を活発に動かすこと。胃の反射区は、土踏まずの上半分。
消化不良の人は、ここにゴリゴリと老廃物が溜まっているので、老廃物をかき出すように足 ツボをします。
土踏まずのアーチを出すという感じでやってみてください。
足の状態を変えて月経過多と生理痛を改善
Kさんは、足の状態を変えることで、月経過多と生理痛を改善することができました。(もちろん、生活習慣で改善できることもやりました)
これは、”原因”を変えることができたので、そういう結果になったということです。
月経過多や生理痛というと、子宮や卵巣の調子をよくしないとと思いがちですが、足を見れば、いろんなところに原因が潜んでいることに気づきます。
それら全ての原因をつぶしていくことで、月経過多や生理痛はよくなっていくのです。
あなたも足を見て、大きい、硬い、冷たい、カサカサ等、状態がよくない場所を見つけてみましょう。それがあなたの月経過多や生理痛の”原因”です。
原因を知ったら、それをつぶしていけばいいんですよ。