月経周期により気持ちのアップダウンがあったり、肌の調子やむくみ、便秘にイライラなど、女性はホルモンバランスの変動で悩まされることが多いです。
これって毎月のことだから、快適に過ごせるといいですよね。
そこで、日本初の婦人科サロンが考える、月経周期を快適に過ごす生活術「ツキととのえ」を紹介します。
目次
月経周期とは、月の満ち欠けの28日
月経周期は28日。(正常範囲は、25〜38日とされているのでその範囲内であれば、正常であると考えられています。)
この28日と言うのは、月齢と同じ(正確には約29.5日)。月は、新月から徐々に満ちていき満月になり、その後徐々に欠けていき、また新月に。
この月の満ち欠けは自然界に大きく影響していて、例えば海の生物は、決まって満月の夜に産卵すると言われています。人間も出産が多いと言うのは明らかだそう。
新月の日に排卵し、満月の日に生理が始まるという月のリズムと調和した月経周期になると、快適に過ごせるとも言われています。
人間も自然の一部なので、それが本来の体なのかもしれません。
でも、「ツキととのえ」は、月のリズムに無理矢理合わせようとするのではなく、自然な自分の体のリズム(ホルモンバランス)を利用して上手に生活しよう!という方法。
基本的には自分の体のリズムが、その人の今の状態を表しているので、まずは、それに歯向かうことなく生活しましょう。
そうやっていくと、体が自然へと寄り添うので、結果的に月のリズムにも合いやすくなります。(月のリズムに合わせることが目的ではなく、あくまで、月経周期をより快適に過ごすことが目的です)
月経周期を快適に過ごすにはホルモンバランスがカギ!
卵胞期は好きなことする、今のうちにやる、楽しむ!
卵胞期は、一番快適に過ごせる期間。排卵日までのこの時期は、エストロゲンの分泌が増えていきます。
エストロゲンは、コラーゲンを生成して肌に弾力を与える、髪にツヤを与える、コレステロール値を下げる、血圧を上げにくくする、食欲抑制、リラックスモードになりやすいなど女性にとってうれしい働きをしてくれるホルモンです。
この時期は、月経周期の中でも特に快適に過ごせる期間なので、好きなことをやって自分を喜ばせたり、辛くなるかもしれない月経期前にできないだろうことを済ませておいたり、と上手に利用しましょう。
足 ツボのセルフケアも、しっかりめに!
ただし、貧血の方や出血が多い方は、動きすぎには注意。月経期に血液を失っているわけなので、体は疲れやすくなっています。食事も造血作用のあるものを意識して食べるなど気をつけながら、無理のない程度に動きましょう。
月の満ち欠けと月経周期が合っているのであれば、この時期は新月に向かう時期なので、デトックスが促されます。ちょうど、食欲が抑制されるタイミングなので、少食にしたり、ファスティングをしてみたりするのも良いでしょう。
排卵期から黄体期は、頑張らない、イライラさせない
排卵日が終わり、黄体期に入ると、女性にとってあまり嬉しくない体の変化が起こります。便秘だったりむくみだったり…。
精神面でも変化が起こりやすく、イライラしやすくなる女性も多いです。
でも、「黄体期だから」ってわかっていたら「しょうがないよね」って理解はできますよね。原因がわかっているということはとても大事です。今どんな時期なのか、自分の周期を良く把握しておきましょう。
この時期の過ごし方は、集中、完璧を目指す、1人でがんばるなどは控えめに、自分をイライラさせないことを意識しましょう(嫌なことは卵胞期に済ませておく)。
足 ツボのセルフケアは、特に大脳などをしっかりやって気持ちを落ち着かせましょう。むくみが気になる方は、ふくらはぎのオイルマッサージもおすすめ。食事は、月経期に向かうにつれ、動物性食品は少なめにして、化学物質などにも気をつけて、クリーンな状態を保ちます。
月の満ち欠けと月経周期が合っているのであれば、段々と満月に向かう時期なので、吸収力がアップしていきます。食べる量に気をつけましょう。
月経期は、自分を大切に。ゆっくり休めてあげましょう
月経期は、体は特にデリケート。この時期は体内で大きな動きがあるので、体はゆっくり休めてあげましょう。激しいスポーツはなるべく避けた方がいいです。
足 ツボのセルフケアも、月経周期の中ではこの時期は一番やさしいケアをされるといいです。出血が多い方は、この時期はおやすみしましょう。
体を冷やさないように心掛け、食事も冷たいものは避けて体内から温めましょう。
月の満ち欠けと月経周期が合っているのであれば、満月の時期でなんでも受け入れやすい体になっています。より一層、体へ入るもの、接触するものの質を大切にし、生活も穏やかに静かに、大衆を避けるように過ごすといいでしょう。
月経周期を快適に過ごす生活術「ツキととのえ」
ホルモンバランスにより、女性の体は大きく変化し、悩まされることもありますが、自分の体の状態(体質)が良いのであれば、ホルモンバランスの影響は受けにくくなります。
ホルモンバランスと合わせて上手に過ごそうとしても、元の体の状態が良くないのであれば、快適に過ごせません。まずは、体質を改善して”地固め”(体のベースを良くする)をしていきましょう。
日本初の婦人科サロンが12カ月でやっていた子宮筋腫を小さくするためのあること
地固めができたら、「ツキととのえ」をやってみてくださいね。
ツキととのえは、オンライン婦人科サロン「たのしくさちくる」の12ヶ月体質改善プログラムで受けていただけます。
ツキととのえ 目次(3ヶ月間)
1:ツキととのえについて
2:女性の一生
3:卵胞期
4:排卵期・黄体期
5:月経期
6:血糖値とホルモンバランス
7:ストレスとホルモンバランス
8:基礎体温
9:ツキととのえまとめ
10:卵胞期の生活習慣
11:卵胞期のケア
12:卵胞期の食事
13:排卵期・黄体期の生活習慣
14:排卵期・黄体期のケア
15:排卵期・黄体期の食事
16:月経期の生活習慣
17:月経期のケア
18:月経期の食事
3〜5は、その時期におけるホルモンバランス、アーユルヴェーダでの考え、月のリズムを解説。