食生活を改善しようとメニューにこだわっているのなら、栄養バランスを考えた食材選びをしたいですね。
でも、栄養バランスを考えるなんて難しそう?めんどくさそう?
いえ、実は栄養学を知らなくても、カンタンに栄養バランスを考えた選び方ができるんです。
じゃあどうやって選ぶのか?
それは、自然のルールに従って選ぶ!
なぜなら、私たちは自然の一部だから。自然のルールに従えば間違いありません。
食生活改善メニューに欠かせない身土不二という考え
身土不二(しんどふじ)というのが、自然のルールに従った食材選びのやり方。
この言葉の意味は、体と環境(住んでいる土地)は、切っても切り離せない存在であり、環境そのものが、あなたの体になりますよという意味です。
田畑で育つ農作物は、土から栄養をもらって育ちます。
それらを食べる人間は土(環境)から栄養をもらっているといってもおかしくはないですね。
「粗食のすすめ」の著者であり、栄養管理師の幕内秀夫氏は「FOODは風土」と言っています。
まさにこれは身土不二のこと。
その土地の食べ物が、文化であり、環境であり、その場所にいる人を生かしています。
自然に添った食事は、私たちの体を自然体へと戻します。
自然体とは生まれ持った体のこと。生まれた時は不調なんてありませんでしたよね。
そう、その体に戻れるのが、身土不二。
今日からできる!身土不二の実践
生まれた土地で採れたものを食べる
あなたの土地で採れる食物は、あなたの体が一番喜ぶものばかり!
例えば、住んでいる場所が寒い地域だったとしましょう。あなたは寒さで凍えています。
そんな中、自然界はこうやってあなたを温めてくれます。
「寒いでしょう。なら、この大根をお食べ。温まるから。」大根には、体を温める性質があるのです。
例えば、住んでいる場所が暑い地域だっとしましょう。あなたは暑さでヘロヘロです。
そんな中、自然界はこうやってあなたを冷やしてくれます。「暑いでしょう。なら、このバナナをお食べ。冷えるから。」
バナナには、体を冷やす性質があるのです。
自然界って、こんなにも優しいんですよ。あなたに教えてくれているんですよ。存在で。声が出れば、あちこちからうるさいでしょう 笑
食物には産地があります。産地があるのは、意味があってのことなんです。
寒い地域には、カラダを温める性質をもつ食物がよく採れます。暑い地域には、カラダを冷やす性質をもつ食物がよく採れます。
よくテレビで、「バナナは便通にいいよ」「トマトは抗酸化作用が強くて、老化防止になるよ」と言われたりしますが、その食物自体にはその効果があるかもしれませんが、全員に共通して良いかと言われると、そうではないのです。
便通を良くするために、バナナばかり食べていると、カラダを冷やしますよ。それが、逆に便秘につながることもありますから。
あなたの生まれた土地で採れる食物があなたの体に一番適している…。そんな考えが身土不二。
その季節に採れたものを食べる
食物に産地があるように、旬もあります。
今はスーパーにいくと、年中同じ野菜が手に入りますが、だからといって、寒い冬も毎日きゅうりを食べているとカラダを冷やします。
夏の食べ物は、カラダを冷やす性質があるからです。
いろんなレシピを楽しむために食材を揃えるのは、たまにはいいですが、季節外れのものばかりを常食するのは避けたいところですね。
季節に適応した生き方こそ、健康な体を作ります。
身土不二は分かったけど、それをどんなバランスで食べればいいの?野菜が多め?とお迷いなら、こちらの記事を。