「マインドフルネス」という言葉からイメージされるものは、「心との向き合い方」「より良い人生を送るための考え方とその実践方法」などのようなものでしょう。
実際にマインドフルネスの考え方は、その人がより良い人生を生きていくうえで非常に重要なものです。
ただ今回はこのような視点からではなく、ちょっと変わった角度からマインドフルネスをとらえてみようと思います。
それが、「マインドフルネスの市場規模」です。
2022年のマインドフルネスの市場規模について
世界のマインドフルネスの市場規模についてまとめたデータでは、「マインドフルネス瞑想関係のアプリだけでも、2020年の段階で4億110万米ドル(日本円で554億8500万円程度)にまで達する」とされています。

これは非常に大きな数字ですが、今後も市場規模はさらに大きくなると考えられています。7年後の2927年には、このマインドフルネス瞑想関係のアプリの市場規模は現在の約16倍にまで広がると考えられています。
ちなみに日本では「2020年の段階で450億、さらに2022年には2500億円にまで膨れ上がる」としているデータもありますが、これに関しては「さすがに過大な評価ではないか」として疑問視する声もあります。
ただ、いずれにせよ、マインドフルネス関係の市場規模は非常に大きいといえるでしょう。
出典:PRTIMES「マインドフルネス瞑想アプリ市場:現在の分析と予測(2021-2027) 48.2%の合理的なCAGRで」内UnivDatos Market Insights (UMI)「マインドフルネス瞑想アプリ市場:世界的な機械分析」
HALF TIME「マインドフルネスの市場規模はどれくらい?今後の展望は?」
マインドフルネスの市場規模の今後の見通しと、それが拡大し続ける理由
上記のデータからもわかるように、マインドフルネスの市場規模は非常に大きいものであり、また今後も広がりを見せていくものだと考えられています。その市場規模は急成長していくものであり、未来の展望が非常に明るい分野といえるでしょう。
ちなみに北米はマインドフルネス瞑想アプリの市場がもっとも大きい地域だと考えられていますが、今後はアジアのこの市場もさらに拡大していくものとみられます。
マインドフルネスの市場がここまで拡大している理由は、「現在に生きる人々は、(昔とは異なる種類の)ストレスを多く抱えており、それを解決するためのヘルスケアの手段を求めていること」だとされています。
自分自身のストレスと向き合い、それを飼いならそうと決めたとき、マインドフルネスは非常に強い味方となってくれます。私たちに強い安心感とゆるがない集中力をもたらしてくれると信じられているマインドフルネスの市場が大きくなったのは、ストレスが多い現在において、マインドフルネスによる解決をもとめている人が多いことの証明だといえるでしょう。