グルテンフリーの生活を送る人にとって、「グルテンが含まれていない食品」を探ることは非常に重要です。
ここでは、グルテンフリーの食品の基本について解説していきます。
「グルテンフリー」の食品は無数にある
「グルテン」とは、小麦粉に水を加えて練っていく過程で生じる成分のことをいいます。そしてグルテンフリーとは、このグルテンが含まれていない食品や概念を指す言葉です。
逆に考えれば、「小麦粉以外の食品であれば、そもそもグルテンが含まれない」ということになります。つまり、小麦粉を使った食品以外ならば、グルテンフリーと考えることができるというわけです。

これは、「糖質制限」との大きな違いでもあります。糖質の場合は、小麦粉や米以外にも数多くの食品に含まれています。そのため、糖質制限を行う場合はコントロールが非常に難しくなります。
しかしグルテンフリーの場合は、避けるべきは小麦粉のみとなるため、コントロールはかなり容易であるといえます。
米やゼリー、そばなども、グルテンフリーの生活では摂取しても構いません。
またチーズなどにもグルテンは含まれていません。そのため、食事の幅は非常に広いといえるでしょう。
パンやパスタを食べたい! そのときの選択肢は?
ここからは、「グルテンが含まれている食品の代用品はあるか」について解説していきます。
グルテンが含まれているものの代表例として、「パン」「パスタ」「焼き菓子」などが挙げられます。

これらは小麦粉を原材料としているため、グルテンフリーの食生活を送るのであれば避けるべき食品といえます。
ただ現在は、「米粉を使ったパン」「こんにゃくを使ったパスタ」「そば粉を使ったマフィン」などが数多く提案されています。なかには、グルテンフリーの食品を専門に扱う洋菓子店などもあるほどです。これらを選べば、グルテンフリーの生活を続けながらも、パンやパスタ、焼き菓子なども楽しめるでしょう。
ちなみにグルテンフリーの食品の多くは、低カロリーでもあるため、ダイエットを考える人にもおすすめです。
また、「自分の生活スタンスとしてグルテンフリーの生活を選んでいる」「医師に止められているわけではないが、個人の主義・好みとしてグルテンフリーの生活をゆるく楽しんでいる」などの人の場合は、「人と一緒に食事をするときだけ、グルテンの入った食品をとる」というようにしてもよいかもしれません。