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  1. グルテンフリー・オーガニック

グルテンフリーとセリアック病

「グルテンフリーは、セリアック病を患う人にとって非常に大切な考え方である」

「グルテンフリーという生き方は、セリアック病の治療から生まれた」

このような話は、「グルテンフリー」について調べている人ならば一度は目にすることでしょう。

今までも何度かこの「グルテンフリーとセリアック病」について取り上げてきましたが、ここからはより細かく、この2つの関係について解説していきます。

セリアック病とはどんなものなのか

「セリアック病」は、一般的に、遺伝性の免疫疾患だと解釈されます。小麦粉から作られる製品に含まれている「グルテン」に対して過剰な反応を示し、自己免疫系が小腸を刺激します。

自己免疫系は、時に、自分自身とも深く関わっている小腸の細胞さえも壊してしまいます。

その結果、セリアック病を患っている人は「グルテンを摂取することで、倦怠感に襲われる」「下痢の症状に悩まされる」「異常に悪臭のする便が出る」「体重が減る」などの症状が現われます。

重症度は、「どれだけ小腸にダメージが与えられたか」によって異なります。なおグルテンフリーは、遺伝性の免疫疾患ではありますが、子どものころにはまったく症状が出ない人もいます。

このような人の場合は、「子どものころは小麦粉製品を食べても大丈夫だったのに、大人になってから小麦粉製品を口にすると体にダメージが行くようになった」という状態になります(※子どものころから症状が観られることもあります)。

セリアック病の非常にやっかいなところは、トラブルを繰り返すことで骨が弱くなったり、貧血が起きたりする可能性が高まることです。また、場合によっては、痛みとかゆみを伴う水疱ができることもあります。さらに、ケースによっては不妊症やがんなどに結びつくことさえあります。

セリアック病は「治る」のか?

セリアック病は欧米人に起こりやすい病気だといわれています。100人に1人程度が、このセリアック病に悩まされています。ただし、日本人がこのセリアック病を患うことは極めてまれです。

セリアック病の症状は、「グルテン」から来ています。そのため、グルテンを除去した食事をとるのがもっとも簡単な解決策です。この「グルテンを除去した食事」こそが、「グルテンフリー(の食品)」と呼ばれているわけです。

ちなみに、グルテンフリーの生活に切り替えると、2週間程度で症状は収まるといわれています。ただ、それでも改善しない場合は、自らの免疫を抑制する免疫抑制剤などを用いる必要があります。また、ほかの病気でもしばしば用いられる「ステロイド剤」も、グルテンフリーの治療薬となります。

日本人で「セリアック病の改善のために、グルテンフリーの生活を送る」という人は、それほど多くはないかもしれません。しかし自分の健康やダイエットなどを考えて、グルテンフリーの生活を送るのも良いものです。日本には、「グルテンフリーのおいしい食品」がたくさんありますから、取り組むことも苦にはならないでしょう。

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