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  1. グルテンフリー・オーガニック

オーガニック食品を摂取している人はがんの罹患リスクが少ない?!

現在では多くの人が、オーガニック食品を日々の生活に取り入れています。そしてその多くが、「健康のためにオーガニック食品を取り入れている」と答えています(※SDGsの観点や、農家を応援する目的でオーガニック食品を食べている人ももちろんいます)。

この「健康のためにオーガニック食品を取り入れている」という人にとって、非常に注目すべき研究結果がフランスから届きました。

その結果とは、「オーガニック食品を取り入れている人は、そうではない人に比べてがんの罹患リスクが少ない」というものです。

オーガニック食品を取り入れている人は、がんの発生リスクが少ない

2018年の12月にフランスで発表された研究論文は、オーガニック食品を健康のためにとっていきたいと考えている人にとって注目すべきものです。

これは、68946人を対象にした非常に大規模な研究です。参加者の78パーセントは女性でした。研究者たちは、彼女たちのがんの発生リスクを5年間にわたって追跡調査をしていきました。

その結果、オーガニック食品をよく摂取する人は、そうではない人に比べて、実に25パーセントもがんの発生リスクが低いことが分かったのです。

これは非常に驚くべき結果です。多くの人がなんとなく「オーガニック食品は体に良いのだろう」と考えているであろうなかで、がんとオーガニック食品の因果関係を示す研究となったからです。

ほかの意見も考えていきたい

ただこの研究結果だけを見て、「オーガニック食品を食べていさえすれば、人間はがんにならないのだ」と考えるのは間違いです。

ほかの研究結果においては、「オーガニック食品とがんの間には直接的な因果関係はないのではないか」とする説もあるからです。

また、そもそもの話として、「オーガニック食品にお金を掛けられる層は、健康への意識も高く、生活も安定している傾向がある」という点も見逃せません。

オーガニック食品に関心を持てるだけの教育水準があり、またオーガニック食品にお金をかけられるだけの生活の余裕がある人でなければ、オーガニック食品を毎日の生活に取り入れることはできません。

そしてこのような層は、「がんになりにくい生活」を送るという意識も持っています。アルコールの摂取量を控えたり、健康維持のために運動をしたり、喫煙をしなかったり……といったように、自らの生活を律しているケースが多いのです。このような「健康的なライフスタイル」こそが「がんになりにくい状態」を作っていると考える向きもあります。

もっともこの説をとるとしても、「オーガニック食品をとることのできる生活」は「がんになりにくい生活」とつながっていると考えることはできます。

オーガニック食品によってがんが治ることはありませんが健康を意識した生活を送りたい人は、これを積極的に取り入れていくべきでしょう。

出典:

JAMANetwork”Association of Frequency of Organic Food Consumption With Cancer RiskFindings From the NutriNet-Santé Prospective Cohort Study”

https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2707948

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