近年非常に注目を浴びている「サステナブル」という言葉は、非常によく「地球環境」と結び付けられます。
この2つの関わりについて解説していきましょう。
地球環境への配慮なしに、人の生活は続かない
普段あまり意識することはありませんが、私たちの生活は地球環境によって支えられています。
お風呂に入るときに使う水も、料理をするときに使う水も、すべてその大元は海の水です。
私たちが食べている野菜は、地球の土や太陽光なしには育てられません。
植物による光合成で生み出される酸素がなければ息をすることさえできませんし、地球を包むオゾン層なしには外を歩くこともできません。
多少の個人差はありますが、人間は水なしには1週間程度しか生きていられません。
また水をとっていたとしてもまったく食べ物をとらなければ、3週間程度で息を引き取ってしまいます。
酸素がなければもちろんまったく息をすることができなくなりますし、オゾン層がなくなってしまえば皮膚がんや白内障などの重い病に襲われることになります。
「生存する」というごく基本的なことさえ、今の地球環境がなければ不可能なのです。
「サステナブル」という考え方を持つことで、地球環境に向き合える
しかし近代に入ってから、地球環境の汚染や破壊が非常に問題になってきました。
たとえばオゾン層を例にとれば、オゾン層が少なくなるにつれて、紫外線量が増えていっているというデータがあります。オゾン層が少なくなっていくグラフと反比例するかたちで紫外線が増えていっていると、環境省も警鐘を鳴らしています。
このような生活をしていては、やがて世界は「人間の住めない場所」になってしまいます。
そこで生まれたのが、「サステナブル」「SDGs」の考え方です。
これは、破壊されていく地球環境に配慮し、それを守ろうとする試みを盛り込んだものです。
世界中の人々が手を取り合って実践していく考え方だとされており、人間が生き続けていくうえでとても大切な考え方だといえます。この考え方を知り、危機意識を持つことだけでも、地球環境のいたずらな破壊を止めることができます。
「地球環境に配慮した取り組み」は、何も、大がかりなものである必要はありません。
たとえば水を無駄遣いしないとか、購入した野菜や注文した食べ物はすべて食べきるとか、そういった「ごく近場の取り組み」をしていくだけでよいのです。
このような地道な取り組みをみんなで行うことによって、サステナブルな地球環境を作ることが可能となります。
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出典;環境省「オゾン層ってどうなってるの?」