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  1. サステナブル・エシカル

サステナブルとSDGs 〜ダイバーシティ・性別による差

「サステナブル」と「SDGs」は密接に関わりあう単語であり、そして「SDGs」と「ダイバーシティ」もまた密接に関わり合う単語です。

今回はこの3つの単語の意味を解説するとともに、「性別」の視点からこの3つの言葉をとらえていきましょう。

サステナブル、SDGs、ダイバーシティ、それぞれの言葉の意味

まず、「サステナブル」「SDGs」「ダイバーシティ」のそれぞれの言葉の意味について解説していきます。

サステナブルとは、「持続可能」を意味する言葉です。現在は「地球環境や人々の暮らしに配慮しながら、経済も維持し続けること」という意味合いで使われることが多い言葉です。

SDGsは、2015年の国連で取り上げられた大きく取り上げられた言葉であり、「サステナブルな社会であり続けるために取り組むべき具体的な目標」を指す言葉です。17のゴールを定めてあるのが特徴で、そのなかに、「地球環境を守る」「ジェンダー平等な世界を成し遂げる」などが入っています。

最後に、「ダイバーシティ」について取り上げます。これは「シティ」と入っていますが、なんらかの具体的な都市を指すわけではありません。ダイバーシティは、”Diversity”と書き、「人種・年齢・性別・進行する宗教・趣味・仕事などがまったく異なる人々がともに生きている状態」を指す言葉です。ものすごく簡単に言えば「多様性」ということになりますが、ダイバーシティという言葉を使う場合は単純に「多様性そのもの」を指すわけではなく、「多様性を認め合う社会」といった意味が込められていることが多いといえます。

性別から考えるサステナブル、SDGs、ダイバーシティ

ダイバーシティの考え方はSDGsの掲げる「ジェンダー平等」に繋がりますし、SDGsの概念はサステナブルの概念に通じます。

そしてこれらのなかには、「性差を解決しよう」という考え方が含まれます。SDGsのなかには特に「児童婚などを初めとして、女性が過酷な状況にあること」が取り上げられていますし、ダイバーシティを考えるうえでも性別による差別に目を向ける必要があります。

サステナブルな世界を実現するためには、SDGsが目標とする「性差別による不利益」を解消する必要がありますし、ダイバーシティを考えるうえでも性差別の撤廃は非常に重要です。

なおこの「性差別の撤廃」は、女性のためだけに必要とされているわけではありません。

たとえば男性においても、「育児休暇は女性だけしかとらせない」「男性なんだから、外で働くべきだ」などのような心無い対応がとられることもあります。

SDGsやダイバーシティを考えていくことは、このような対応に悩む男性を救うためにも重要なのです。性差別の撤廃は、男性にとっても女性にとっても、またそのいずれにも分類されない人にとっても、非常に重要な事柄だといえるでしょう。

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