婦人科サロン発祥の地「ワンドマユ」では、足 ツボのセルフケアレッスンやセミナーを数回開催してきました。
そこで、セルフケアをやっている人から「だんだん足裏が硬くなってきたんです」「かかとの皮膚がカチカチになってしまって…」という声が聞こえてきます。
あなたの足裏は生まれた時は柔らかかったわけで、何か間違ったから硬くなっているんです。上手にケアすれば柔らかくなるのでご心配なく!
目次
足裏が硬くなるのは足足 ツボのケア方法が間違っているから
足裏にマッサージクリームをつけているか
足 ツボをするときは、マッサージクリームを必ず使ってください。マッサージクリームなら皮膚の表面を長時間保護してくれるので、皮膚を痛めることがありません。
クリーム塗ればなんでもいいと思って、保湿クリームなどを使っている人もいるのですが、保湿クリームでは浸透してしまって、表面の保護は塗った直後だけです。オイルも同じく。
ただし、マッサージクリームは滑りやすいので、量に気をつけてくださいね。ケアしながら足りなくなったら足すという感じで少しずつ塗りましょう。
足裏の皮膚をこすっていないか
多くの方のケアを足 ツボのセルフケアレッスンで見させてもらうと、皮膚の表面をこすっているだけの人がほとんどです。
皮膚の表面をこすっていると、皮膚はその刺激から守ろうとするので硬くなりますよ。
足 ツボは表面をこするのではなく、足の中身をえぐるようにケアする(皮膚ではなくその奥に溜まっている老廃物を捕らえるというイメージ)というのがワンドマユで教えている子宮筋腫を小さくするための正しいケアです。
足 ツボの棒の素材は皮膚に優しいか
足 ツボの棒は直接皮膚に触れるので、素材が大事です。
プラスチックは皮膚を痛めやすいので使わないほうがいいです。足 ツボをするときは、ナチュラルな木製の棒がおすすめ!
足 ツボは正しくケアできているのに硬くなるワケ
もともと硬い状態が続いている
足裏がもともと硬い人は、そもそも棒が入りにくいので、中身をえぐるということができないため、どうしても表面をこすっている感じになってしまいます。それが、硬さを助長させてしまいます。
足裏がもともと硬い人は、より慎重に”中身をえぐる”意識をしながらケアしてくださいね。意識するだけでも、棒の当たりが違うからです。
こすろうとしながらではこすっちゃうけど、中身をえぐろうって思ってやったら、足の奥を目掛けて体重が乗った感じでケアするようになるので、それが皮膚の硬さを緩和させることにつながります。意識を変えるだけでも違うんですよ!
それと、温めてからケアをするというのも良いですよ。足湯などで温めると皮膚が柔らかくなるので、柔らかい間にケアしてしまいましょう!
もう一つおすすめなのは、足 ツボマットです。ぶつぶつのついたマットがホームセンターやネットでも手に入るのでお気に入りを見つけてみましょう。
マットなら、自分の全体重が乗るので、イヤでもえぐられます。ただ、ほとんどのマットがプラスチックなどでできていて、それがこすれると、また足裏を硬くしてしまうので、こすれないように、シルクやコットンの靴下を履いて乗るか、タオルを敷いてやってくださいね。(足裏が柔らかくなれば素のまま乗ってもOK)
マットは硬い足裏を柔らかくするという目的で使用していただき、子宮筋腫を小さくするという目的では、やはり棒を使って反射区ごとにしっかりケアしましょう。
足や体が冷えている(冷え性)
足や体が冷えている人は、皮膚が柔らかくなりにくいです。冷えていると、血流が悪い状態なので、末端まで血流が行き届かず、皮膚を硬くさせます。
足 ツボをした直後も足が冷たい人(普通は血行が良くなってポカポカする)は、冷えているということなので、ケアをしていても硬くなりやすいです。
この場合も、足湯をしたりお風呂に入って足や体を温めてからケアしましょう。温まって血行の良い状態でケアして、終わったらすぐに靴下を履いて冷えないように。靴下もシルクかコットンがおすすめ。
足 ツボが体の調子に及んでいない
体の調子が良くなると、足裏の状態も良くなるので、足裏も柔らかくなるはずなのですが、ならないのであれば、それ以上に体の調子が良くない可能性があります。
ケアの量や強さ、頻度が、不調を乗り越えるくらいではないということです。
例えば、かかとが硬くなっている場合、腰痛を持っていたり、子宮筋腫や生理痛など婦人科系の悩みを持ちやすいので、足 ツボでかかとを柔らかくすればいいのですが、腰痛が酷すぎる場合、かかとはなかなか柔らかくなりません。
腰痛がある→かかとが硬くなる→腰痛が治らない→やっぱりかかとは硬いまま
このループを繰り返します。このループに陥っている人は、ちょっとやそっとじゃ腰痛は改善しにくく、足 ツボの効果も感じにくいです。
だから、腰痛を腰からダイレクトに緩和させる施策(マッサージや整体に行く、温める等)を講じながら、足 ツボをやりましょう。
そうすれば、腰の状態が良くなっていくので、かかとの状態も良くなっていきます。
足 ツボだけで柔らかくできない部分は、まず体の方をダイレクトに良くしていき、かかとを柔らかくするという方法を取るのです。
(何らかの疾患で、かなり重症の人が足 ツボで改善させようと思っても、それだけじゃ改善しません。薬を飲んだり治療をしながら足 ツボをすることが重要です。
足 ツボをする人は現代医療の治療を嫌がってやめてしまったり、受けない人がいるのですが、それは危険です。治療が必要な場合はそれは受けたほうがいいです。でないと、悪化するスピードは改善するスピードよりほとんどの場合早いので(相当ストイックに改善をがんばらないと追いつきません)、「自然療法で頑張ります〜」と思ってやっていても、いつの間にか悪化しているということになりかねません。
ただ、治療だけ受けっぱなしだと体は弱ってしまうだけなので、足 ツボをやるんです。治療によりまずは体の状態が良くなっていき、そこから足 ツボの効果が出るようになっていき、その後、治療のほうが少なくても足 ツボで体の状態を良くしていくことができます。
治療メインから足 ツボメインへと変わる分岐点があるのです。治療と足 ツボ、このバランスはとても大事です。)
話を戻して…、これって、卵が先か鶏が先かという話なのですが、かかとが硬いから腰痛なのか、腰痛があるからかかとが硬いのか…、それはどっちもです。
だから、どちらからも改善していけばいいんです。しつこい足裏の硬さはそのように改善していきましょう。
ちなみに、足裏は硬くなったり冷やしたりして”状態”を変えながら、私たちに体の状態はこうだよって教えてくれています。それは、今の体の状態もそうだし、これから起こる可能性が高い不調についても教えてくれています。
例えば、今は腰痛がないのにかかとが硬いのなら、「もうすぐ腰に不調が起こる可能性があるよ!今のうちにケアしておいてね」っていうことです。
そんなこと信じられないかもしれませんが、足裏には体の状態が反射区として反映されている通り、足裏の状態=体の状態なのです。
ストッキングなど化繊のものを履いている
外的要因としては、化学繊維の物が触れ続けていると、足裏の皮膚を硬くさせます。裸足で靴を履くのも同じです。ほとんどの靴は化学繊維ですよね。
これもシルクやコットンの靴下に変えることで解決するので、ストッキングしか履けない人以外はやってみるといいですよ。
仕事上、ストッキングを履かないといけないという人は、足 ツボをする前に、足〜足裏をよく揉んで皮膚を柔らかくしてからケアしましょう。
いずれの場合も、棒でケアする前に、足裏にクリームを塗ってから柔らかくするように揉んでおくといいですよ。