婦人科サロン発祥の地「ワンドマユ」では、子宮筋腫と診断され、手術やホルモン療法などはまだ必要なさそうだから、経過観察しましょうと言われて、子宮筋腫が大きくなってしまったという女性もいました。
今回は、さらに痛みが出たという方の事例で、対処法を考えてみます。
目次
13センチの子宮筋腫が大きくなり痛みもあるという悩み
「子宮筋腫で子宮あたりに痛みがあります。1年前に約13センチの大きさの筋腫が見つかりましたが、経過観察とお医者さんから言われました。
この1年で少しずつ大きくなっています。
でも、お医者さんは、特に何もせず経過観察でと言うのです。何かした方がいいと思いながらも、何をすればいいかわからず、 結局1年、同じように過ごしています。
それで下腹部が痛いなぁ感じるようになってきました。子宮筋腫のあるところが痛いと感じるだけで、生理痛があるわけではありません。
お医者さんの言う通り経過観察していたら、大きくなりました。
今後も同じことを続けると、また大きくなるのではと思って怖いです。何かできることはありますか?」
できることを考える前に原因を知る
お医者さんは、月経過多や貧血、生理痛など生活に支障なければ、経過観察ということが少なくありません。
だからといって、経過を本当に観察していると、良くはなりません…。しかし、お医者さんからは具体的にどうすればいいのかと言われることもなく、結局、同じように過ごしてしまうのがほとんどの人…。
同じことをしてると、同じ結果を招く… 。残念ですが当然です。
大きくなったのは、これまでと同じように過ごした可能性があるから。
痛みがあるのは、周辺の臓器を圧迫している可能性があるかもしれません。神経を圧迫している場合もあります。坐骨神経痛など、腰が痛いのと同じで、神経が圧迫されると痛みが出るのです。
まずは、子宮筋腫を大きくする原因になっている生活習慣をしていないか、 考えてみましょう。
子宮筋腫を大きくする原因1:カラダを冷やしている
夏は冷房、薄着、冬は外が寒い。飲み物は冷たいものを好み、おやつにアイスを食べている…。忙しいからシャワーだけで済ませている。
これじゃ、カラダは冷えますよね。冷たいものだけでなく、砂糖や添加物などの化学物質もカラダを冷やす大きな原因。
冷やしてしまっている上に、お風呂にもつからず、温める習慣がなければより一層冷えてしまい、子宮筋腫が大きくなります。
大丈夫ですか?生活習慣。
子宮筋腫を大きくする原因2:便秘
便秘が子宮筋腫を大きくするの?!意外だったかもしれません。
はい、便秘は子宮筋腫の原因です!
便秘とは、腸の中に便がずっといる状態。便とは、体内の不要なものであり、カラダの毒。 それが腸にずっといるんです。
腸は、カラダに栄養を与えるための血液を作る場所。汚れた腸からは、汚れた血液しか作れません。
汚れた血液で作られるのは…、汚れた細胞!汚れた細胞が、そう、子宮筋腫です。
子宮筋腫を大きくする原因3:カラダの歪み
カラダの歪みは、見た目だけの問題ではありません。カラダの内部にも影響を与えます。
少しの歪みが、内臓や神経を圧迫するのです。坐骨神経痛は、少しの背骨の歪みです。でもそれが、立てないほどの痛みを発生させます。
子宮に影響しやすい歪みは、骨盤。骨盤の中に子宮がありますよね。その骨盤は、とても歪みやすい骨です。
骨盤は、一枚の骨ではなく、寛骨、仙骨、尾骨という骨からなっています。数個の骨で成り立っているということは、骨と骨の継ぎ目があり、 そこには関節が存在するので、関節は動くという性質があります。
また、大腿骨という一番大きな、そして良く動く骨とくっついているので、歪みやすい。
座る姿勢が悪いとすぐに歪んでしまいます。座ることがほとんどの現代人にとっては、避けられない歪みですね。
でも、実は立っているときも、骨盤って歪みます。例えば、ヒールを履くと、腰が前に曲がりませんか?
ヒールを履いていると、確実に骨盤の位置がずれています。どう立つかで(どんなシューズを選ぶかで)、骨盤の位置や歪みが出ちゃうのです。
人間の土台は、足なんですね。なので、足の使い方と足のケアをすることが大事なのです。