「ベジタリアン(ビーガン)の生活」というと、非常に厳しく、厳格なものだと感じてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、健康上の理由や医療上の理由がない限りは、もっとライトにベジタリアン(ビーガン)生活を「楽しむ」ことがあってもよいかと思われます。
ここでは、「ライトなベジタリアン(ビーガン)生活」として、気負わずにベジタリアン(ビーガン)生活を送れるようにするコツをお伝えします。
「人と一緒のときは肉も魚も解禁」でもOK
ライトなベジタリアン(ビーガン)生活を送りたいと考えている人にまず提案したいのが、「人と一緒のときは肉も魚も解禁」というやり方です。
実際、「ベジタリアン(ビーガン)生活を送るのはその人の自由だけれど、食事のときに制限が出るのがいや」「こっちはお肉を食べたいのに気を使ってしまう」「『私は食べないけどみんなは注文していいよ~』と言われても、割り勘にするのにって思うとちょっと」
という声は、非ベジタリアン(ビーガン)の人からよく上がります。
大切な人との食事の席で、自分にだけ気を使わせてしまうのは気が引けるという人も多いことでしょう。このような場合は割り切って、「ほかの人との食事のときは、肉も魚もOK」にしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、周りの人が全員ベジタリアン(ビーガン)ならばベジタリアン(ビーガン)の食事を選ぶのがよいでしょうし、「いつも5人で交代でお店を選んでいる。自分の番のうちの3回に1回程度は、ベジタリアン(ビーガン)レストランを提案」などにするのは面白いものです。
制限をゆるくしてみる~自分の体調やライフスタイルで食事を決める
「ビーガン」はベジタリアンのなかでももっとも厳格なもので、「乳製品や卵、はちみつなども食べない」というスタイルを指します。
ただ、もう少し制限をゆるくしたものとして、「肉は避けるが魚はOK」「乳製品と卵は食べても構わない」「肉類のなかでも、鶏肉だけなら食べても構わない」などの生活を選ぶ人もいます。
このような提案をすると、「どれか1つの生活しかしてはいけないのだ」と思う人もいるかもしれません。しかし、たとえば「週のうち5日間はビーガンとして生活をしていて、週のうち2日間は肉や魚を食べる」「基本的にビーガンの生活だけど、疲れたときは卵も食べる」「量はとらないけれど、気分に応じて魚や肉も食べる」などのように、「自分の気分や体調、ライフスタイルによって食べるものを変える」という柔軟性を持って取り組んでもまったく構わないのです。
このような生活は、厳密な「ビーガン」とは確かに異なります。しかし食べることが苦痛になってしまうのは、あまりにも悲しいものです。楽しく快適にベジタリアン(ビーガン)ライフを送っていくために、あえて制限をゆるくしてみるというのも、ひとつの方法なのではないでしょうか。