固形物の摂取を一定期間控える「ファスティング」は、多くの人に取り組まれているものです。
このファスティングが肉体面に与える影響について解説していきます。
カロリーを摂取しないのでダイエット効果が見込める
人間は、「摂取カロリー<消費カロリー」となれば、必ずやせるようになっています。
ファスティングの場合は、物理的に摂取カロリーを少なくする方法ですから、これを続けることでダイエット効果が見込めます。
もちろん、「ファスティングをしているのならば、それ以外のときには何を食べても太らない」とはいえません。また、過度な断食は健康面に悪影響を及ぼしますから、慎むべきです。
しかし適度なファスティングは、摂取カロリーのコントロールに役立ち、ダイエットを促進させる方法となってくれるでしょう。
特に、「来月に結婚式があるから、それまでの間になんとしてでもやせたい」「今度海に行くので、それまでの間にちょっと体重を落としたい」と考える人には、ファスティングは非常におすすめです。
胃腸を休ませたい人にも向いている
「会社で飲み会をよくやる。週末はいつも飲んでしまっている」
「友人とパーティーをするのが好きで、よくやっている」
「仕事柄どうしても夜遅くまで会社に残ることになり、夕飯が22時を過ぎてしまう」
このような生活を送っている人は、どうしても胃腸が疲れがちになってしまいます。人によっては、翌日までお酒が残ってしまったり、胃もたれに悩まされたりすることもあるのではないでしょうか。
しかしファスティングを行えば、このような「お疲れ状態の胃腸」を休ませることができます。
胃腸は、取り入れた食べ物を消化するための器官であるため、ファスティングで「何も入ってこない状態」にしてあげるとしっかり休むことができるのです。
普段胃腸を酷使している人は、定期的にファスティングを行い、胃腸を労わってあげるとよいでしょう。
今回は「ファスティングが肉体面に与える影響」について解説してきました。ただ、ファスティングは、肉体面だけではなく精神面にも影響を与えるものです。ファスティングが精神面に与える影響に関しては、こちらの記事で取り上げています。合わせてご覧ください。
※すでに食事療法を受けている人は、医師の指示に従ってください。
※現状で体調不良を抱えている人は、まずは病院で診断を受けるようにしてください。