今回は、なぜマインドフルネスが現代で注目を集めているのか一緒に見ていきましょう。
2020年から時代は大きく変わった
2020年「風の時代」に入ってから、今までの当たり前・常識・日常がなくなり、新たな価値観や社会が創りあげられています。
例えば、2020年末より全世界を包囲したC O V I D-19 のパンデミックにより、不確実性が拡大し、半強制的に社会的行動が制限されましたね。
今まで当たり前だった日常が大きく変化し、新たな生活様式へのシフトに不安・緊張を感じる方も多かったのではないでしょうか?
コロナ禍では、気軽に人と関わることが難しくなり、社会活動の機会が減ることで孤独や寂しさに打ち飲まされそうになった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もともとストレスの多い現代社会でしたが、C O V I D-19により収入が減り、不安をさらに強く感じる場面も多くなっています。
そんなコロナ禍だからこそ、心身ともに健康で生きるために自分自身のこころを労わることが大切です。
コロナ以前の世界から雑念やしがらみが多いストレスフルな時代でしたが、コロナ禍によりそれが加速したように感じます。
さらに、忙しすぎる現代人は、仕事とプライベートを問わず多くの情報に晒され、頭の中は常に働き続け、思考が巡っている状態です。
このような状況では、脳が休息を取れず、疲労が慢性的に溜まっていきます。
そんな今の時代だからこそ、マインドフルネスの効果に注目が集まっているのです。
マインドフルネスは、今この瞬間に自分が感じていることや体験していることを、評価せずにそのまま感じます。
マインドフルネスの実践には、嬉しい効果が期待できますので、以下にご紹介させていただきます。
マインドフルネス 効果
① 向上させること
感謝の気持ち・ポジティブな思考・幸福感・集中力・記憶力・免疫力・睡眠の 質・体内環境の質など
マインドフルネスは、「今この瞬間」に意識を向けることに集中するので、ひとつ一つのことに集中しやすく、高いパフォーマンスが期待できます。
② 緩和させること
ストレス・悲観的な感情や思考(緊張、イライラや不安など)・精神的な病気・血圧。血中コレステロール・血糖値など
マインドフルネスの実践により、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。それにより、身体の緊張状態をほぐし、心地よく過ごすことができます。
マインドフルネス実践法
それでは、具体的なマインドフルネスの実践方法を見ていきましょう。
① あぐら、もしくは椅子に背筋を伸ばして座ります
② 手のひらは、膝の上や太ももなど落ち着く場所に置きます
③ ゆっくりと目を閉じます(視点を1箇所に集中させてもよいでしょう)
④ 自分の呼吸に意識を向け、継続して自分の呼吸に集中します
⑤ 鼻から息を吸い、鼻もしくは口からゆっくりと息を吐きます
⑥ 雑念が浮かんできた時は、自分を責めたり、判断せずに、再び意識を呼吸に戻します
今というこの瞬間に「息をする」ことを通して、自分が生かされていることを実感しましょう。
息をすることは、生き物にとって大切な生命活動です。
このことを覚えておくと、「呼吸している」=「生きている」ということに気づき、自然と感謝の気持ちが生まれ、愛を感じます。
マインドフルネスはいつやる?朝?昼?夜?
マインドフルネスは、いつでも、どこでも実践できます。
特にオススメの時間帯は、朝起きてすぐと夜寝る前の時間です。
朝起きてすぐの寝起きの状態で、マインドフルネスをすると、気持ちが明晰になります。
また、朝一に行うことで、気持ちよく1日をスタートできるのです。
夜寝る前は、リラックスした状態で睡眠に入れるように、寝る2時間前からスマホやタブレットなどは見ないようにしましょう。
電子機器が発するブルーライトが、睡眠の質を妨げます。
睡眠誘導のマインドフル瞑想や音楽などもありますので、それらを活用するのも良いですね。
「じっと座って何もしないのは難しそう」という声が聞こえてきそうですね。
マインドフルネスや瞑想など難しそうに聞こえますが、私たちは日常生活で自然とマインドフルネスを実践している時があるのです。
好きなことに没頭している時は、時間が早く過ぎるように感じますよね。
実は、これがマインドフルネスと同じ精神状態にあるのです。
一つのことに集中している時は、知らないうちにマインドフルネスを実践しています。
ですので、じっと座っているのが難しいという方は、自分の好きなことに没頭してみるのもいいでしょう。
好きなことをしている時間は、幸せホルモンのセロトニンが分泌され、幸福感で満たされます。
例えば、散歩、料理やマッサージなどひとつ一つのことに意識を向け、丁寧にその一つのことに集中するのです。
マインドフルネスの効果は、人によってそれぞれですが、継続して毎日行うことで効果が期待できます。
1日に5分でもいいので、毎日継続してマインドフルネスを実践してみましょう。