瞑想は、幸福度アップ、自律神経の安定・集中力アップ、リラックス効果、睡眠の質の向上など日々の生活に取り入れることで、心身ともにうれしい効果が期待できます。
瞑想が初めての人のための瞑想の基本
❶背筋をまっすぐ伸ばして座る
こうすることで、身体中の気の巡りが良くなります。
❷鼻呼吸をする
息を鼻から吸って吐きます。
❸不安な気持ちやストレスなどの雑念を消すのではなく、受け入れる
瞑想は、瞑想中や日々の生活で浮かんでくる雑念を忘れることが目標ではありません。
その存在を受け入れます。
❹気持ちの持ちようを変える
全ての感情反応は、私たちの思考の中で起きています。
物事を判断するとき、私たち人間は自分の価値観で判断しています。
それにより嬉しくなったり、反対に悲しくなったりします。
全ては私たちの考え方次第です。
考え方を変えることで、より快適に生きることができます。
❺無理に無心になる必要はない
無心になるために焦ったり、イライラしたりなんて頃があると本末転倒です。
「瞑想を上手にする」必要はありません。
スポーツでも日々の練習が必要であるように、瞑想も繰り返し行うことで身体が覚えていきます。
大切なのは、瞑想を定期的に行うことです。
瞑想には様々な種類がありますが、こちらでは一般的な瞑想法3選をご紹介させていただきます。
①サマタ瞑想
「サマタ」は止まることを意味するサンスクリットの言葉です。
サマタ瞑想は思考を停止し、心を落ち着かせることを目的とする瞑想法になります。
【サマタ瞑想 方法】
❶背筋をまっすぐしてあぐらをかいて座る(またはイスに浅く座る)
❷体の力を抜く
❸頭を巡る思考を一旦やめて、意識を一つのことに集中する
例えば、目の前にある観葉植物をみたり、キャンドルの炎に集中したり一点に意識を向け続けます。
❹意識が違うところに向いていると気づいたら、再び意識を一点に戻す
意識が外れたことを責める必要はありません。焦らずに意識を集中させるだけで大丈夫です。
このサマタ瞑想法で自分の呼吸に意識を向けることもオススメです。
呼吸法を行いながら、自分の呼吸に意識を集中させます。
【サマタ瞑想 4・8呼吸法】
❶背筋をまっすぐしてあぐらをかいて座る(またはイスに浅く座る)
❷体の力を抜く
❸鼻から4秒間息を吸う(お腹を膨らます)
❹鼻から8秒間息をゆっくり吐く (お腹をへこます)
②ヴィパッサナー瞑想
「ヴィパッサナー」は「よく観察する」という意味のサンスクリット語です。
ありのままを観察する気づきの瞑想法とも言われています。
【ヴィパッサナー瞑想 方法】
基本はサマタ瞑想法と同じです。プラスで以下の3点に注目して行います。
❶瞑想中の思考や感情を否定せずありのままを見つめる
❷思考や感情を深く考えず、ただその存在を受け入れる
❸思考や感情を否定的に判断せずに瞑想を続ける
こうすることで、固定観念・思考・感情・ネガティブな影響など自分を縛っているものを解き放ち、俯瞰的に自分自身を見つめることができます。
また頭の中のしがらみをなくすことで、嬉しいことや幸せなことを発見しやすくなり感謝の感度が上がり、さらなる幸せを引きつけます。
③マインドフルネス瞑想
マインドフルネスとは、マインド(精神・心)をフル(最大限)に活用して今というこの瞬間に集中することです。
マインドフル瞑想は、今この瞬間に意識を集中させ、自分自身を内側から整えることが目的の瞑想法です。
Apple、Google、 Yahooなどの大手企業も実施している瞑想で一番ポピュラーな瞑想法のひとつです。
特にストレス軽減、精神安定、集中力の向上に効果的と言われています。
【マインドフルネス瞑想 方法】
基本はサマタ瞑想と同じで鼻呼吸を行います。
❶背筋をまっすぐしてあぐらをかいて座る(またはイスに浅く座る)
❷体の力を抜く
❸目を閉じて呼吸に意識を向ける
❹雑念が浮かんでも非難せず、そのままを受け入れ、再び呼吸に意識を向ける