日本で初めて”足つぼの婦人科サロン”というカテゴリーを作ったこのブログの筆者のサロンは、全国からお客様が来られ、営業中の6年ほどはずっと満席状態でした。
2011年9月ごろ、「婦人科サロンをやろう!」と思い立ち、現在にいたわるわけですが、その経緯が、私の旧ブログに書かれていたのでそれをそのまま書いて、自分の想いをこちらに残しておこうと思います。
目次
病気が教えてくれた、本当に大切なこと
自分が本当にやりたいこと?
自分のやりたいことって本当はなんだろう?って考えたことありますか?
私はよーくありました。
だって自分の好きなことやりたいし、天職っていうものに就きたいと思っていたから。
そしてそれをやることが自分が産まれてきた理由だと思っているから。その自分の芯の部分がわからずとにかくあれこれやりました。
やってみないとわからないという性格だし、やらないよりやって後悔する方がいいんですよね。
で、なんでもやってみるとそれなりにできるし、楽しいし、これ一生やっていくんかなとか思ったりもしました。
けど、違うかった。
自分の芯の部分にある、本当にやりたいこと、それはどうやら「足つぼと東洋医学」みたいです。
こんな書き方しましたけど、他人から聞いたんじゃないですよ、自分で気づいたんですよ。
気づいたというか、降ってきた。。。
自分の中に降ってきたもの
ふとした時に、いろんな言葉が降ってきます。
そんな経験はありませんか?
今回、私の中に、「足つぼやん」っていう言葉が 笑 降ってきました。
だから足つぼやりますって、そんなテキトーな話ちゃいますけど。
私が自営をしようと思ったのは、もともと足つぼをやりたいって思っていたからなんです、実は。(補足:これを書いてたころは自営のエステサロンをやっていた)
けど、エステもやりたかったんですよ、だから両方、というかほとんどエステメインでやっています。
エステをやりたい理由は、自分が肌のことでかなり悩んで、辛い経験をしてきたけど、今は肌がキレイになってとっても幸せ、だからそれを悩んでいる人に伝えたいし、幸せになってもらいたいからです。
足つぼをやりたい理由は、これまた自分の悩みからですが、21歳の時、全身性エリテマトーデス という病気になり、
毎日薬漬けの日々が続き、このままじゃいかんと思い、代替医療(東洋医学)を学んで、実際薬を減らすことに成功しました。
(あ、主治医には内緒・・・・)
足つぼって本当にすごい力があります。
それを使って、体の悩みをかかえている方を助けたいから足つぼをやりたいと思ったんです。エステも足つぼも両方強い想いがあってやっていること。
全身性エリテマトーデスという病気
全身性エリテマトーデスという病名を聞かれたことがありますか?
英語では、Systemic Lupus Erythematosusといい、その頭文字をとってSLEと略して呼ばれています。
自己免疫疾患であり、膠原病の1つとして分類されます。
この病気は全身のさまざまな場所に、多彩な症状を引き起こします。
皮膚粘膜症状、関節炎、筋炎、内臓病変(肺、心臓、消化器、肝臓、腎臓)などなどあらゆる部分に病変がおこります。
そして、それは人により異なります。
発生頻度は圧倒的に女性が多く、年齢は15歳~40歳くらいの方に特に多いです。
この病気の原因はわかっていません。ただ、誘因として考えられるものがいくつかあります。
それは、紫外線、風邪などのウイルス感染、怪我、外科手術、妊娠・出産、薬剤など。
治療方法も様々ですが、基本的には、副腎皮質ステロイド剤を使って、症状をおさえます、
そのほかにも、免疫抑制剤、ステロイドパルス療法、体外循環療法、抗凝固療法、支持療法、対症療法など。
この病気の経過も個々(病型、重症度なども)により異なります。
なぜ足つぼをやりたいのか?
なぜの理由は、フェイシャルに来られたお客様とカウンセリングをしていて、例えば、たるみが気になるというお話をしていると、もちろん食生活や体調のお話も伺います。
誰でも皮膚に出ている症状は、内臓からきていることが多いため、本当の改善を望むならフェイシャルだけでは足りません。
(体の中から変えないと、いけません。)
お客様のお話、悩みを聞いていると、体質を改善してほしいってすごく思います。
もちろん、そのたるみが気になってるからご来店いただいたんですが、どうも私は健康面とか、体のことが気になってしまうみたいです。
これは、やはり自分が病気をしたから。他の人にはそうなってほしくないし、病気になってから、キレイな肌を保つには内臓の元気が必要っていうことも痛感させられからです。
足つぼって何?という時代
21歳でSLE(全身性エリテマトーデス)を発症した当時は、足つぼなんて世界は、まったくもって知りませんでした。
というか興味もないし、そんな医学なんて!プイっとしていた頃でした。
だいたい、病気になるってことも、入院も病院にいることも、薬を飲むってことも全部が初めての世界で、そこでどう生活するのかわかりませんでした。
病院の休憩所でタバコも吸ってたし、食事にも気をつけないし、なんていうのか・・・新しい世界に入ってなじめない感じ??
で、入院が始まってやっと投薬が開始された時、プレドニゾロン(副腎皮質ホルモン)というステロイド剤を内服しました。
そしたら、昨日まで死に物狂いでもがき苦しんでいたのがウソのように元気になったんです。
だから病気をなめていました。
薬で治るんやん!しかもこんなに早く!!って。
今思えばこわいです、、、自分自身が。
2度入院を経験したのですが、1度目はSLEの発症、
2度目はあり得ない、自分で自分を傷めつけた結果の入院、しかもSLE悪化。
実はステロイドの服用を勝手にやめたんです…
だって飲んだら症状がなっくなったから…
もう治った~!!って思ってたんです。
バカすぎます。無知すぎます。でもそんなんだったんです。
ステロイドをやめた結果、すごいことになりました。
呼吸困難、関節炎、高熱、体中にドーナツ状の斑点、顔にはSLEの独特の症状である蝶形紅斑…、ループス腎炎…。
あっという間に超病人になりました…。
もちろん即入院。わたしもさすがに入院を懇願。
2度目の入院後、1年間の自宅療養をしました。
母親にすすめられ、ヨガとウォーキングをすることになりました。やってるうちにヨガについてもっと知りたいと思い、ネットでヨガのことをたくさん調べ始めました。
すると・・・たまたま見つけたのがアーユルヴェーダ。
なんだか吸いこまれるようにその内容にくぎ付けになり、そして、またまた偶然アーユルヴェーダ講座第一期生募集!というサイトに入りました。
これだ!わたしこんなんやりたい!
自宅療養しないといけないのに・・・即入学手続き、そして入学しちゃいました!!
こう思い返してみると、私って医者の言うことまったく聞かん悪い奴ですね、 ははは。
自分の中の知らなかった部分
アーユルヴェーダを知ってから東洋医学の存在を知ることになりました。
スクールに行き、アーユルヴェーダを学び、東洋医学のおもしろさにどんどんハマっていきました。
今まで全く医学なんて興味のなかった私だったのに・・・親が一番驚いてましたね 笑
自分でもびっくりです。私=医学 という図がまさか存在するとは…。
アーユルヴェーダを勉強して、まだまだ物足りずにいた私は、中国医学に興味を持ち始めました。
陰陽五行論とか、経絡とか言われると興奮する私…。
そんな自分が自分の中にいたんですね~。なんとも新発見!
中国医学に出会う
アーユルヴェーダがきっかけとなり中国医学へとハマるわたし…。
中国医学を習うために、あるスクールに通うことになりました。
そこでは、中国医学理論、中国推拿(すいな)整体、リフレクソロジーを学びました。そして、在学中に、上海にある上海市体育医院にて1週間の研修を受けました。
実際の人体の解剖を見たり、触ったり、おいしいご飯を食べて観光したり、もちろんまじめに勉強して、すごく楽しいひと時でした。
中国推拿というのは、2000年来の歴史を持つ中国伝統の医療法です。
日本では、おもにマッサージや整体としてリラクゼーションサロンや整骨院などで使われているのが主だと思いますが、
中国では、病院に外科や内科などとならんで「推拿科」があり、コリや痛みはもとより体の不調全般にわたる治療や半身不随者のリハビリなどを行っています。
この「推拿科」が存在してることに私は感動しました。
伝承医学が今もなお使われていて、それで治療をしているのです。
なんか深さを感じましたね。病院で使われているってことは、治療できる効果があるってことですもんね。
中国医学にはハマったけど…
学校で中国医学と推拿(すいな)(中国整体)を学びました。
本当に楽しくっておもしろくって、勉強嫌いだった私には考えられないくらい、勉強しました。
けど医学という分野に初めて足を踏み入れた私にはそれはそれは難しい内容。
肩甲骨(けんこうこつ)を健康骨やと思ってましたから 苦笑
難しいけどおもしろい、どんどん勉強したくなる。こんな感覚は初めてでした。
本当にやりたいことってこんなに一生懸命になれるんだって思いましたね。
しかし、リフレクソロジー(足つぼ)コースには全く興味なかったんです。学校には、推拿コースの初級、上級、それとリフレクソロジーコースがありました。
卒業後、直営サロンで働くことになったので、先生からリフレクソロジーコースも受けないとダメと言われ、しかたなく受講したんです。
足が体にどーえぇねん、っていう感じでしたもん。
足つぼってどーなん?
中国推拿(すいな)、中国医学の理論、そしてアーユルヴェーダ。すべてとても興味があり、勉強し、ますます好きになりました。
まさに、その魅力にハマりました。
が…。
足つぼってどうなんやろ…。と、これだけは魅力を感じませんでした。
あまりご存知ない方なら同じ気持ちの方多いかと思います。足がなんで体に効くねん、って思いますよね?
周りからもそういう声はよく聞きます。足つぼを好きな人は知っているんですけどね。
人の足の裏を触るなんて!オエッて (あ、すみません・・・)思っていましたよ、そりゃ。今では人の足裏が大大大好きですけどね。
初めての足つぼ
学校の足つぼの授業では、生徒同士で練習をします。初めて練習台になって、しかも人生で初めて足つぼというものを受けました。
ウゥゥゥオォオォォーグゥォーー・・・・・・ンダぁーーぁぁぁぅうー・・・
文字にあらわすとこんな感じでしたでしょうか 笑
私の痛いという悲鳴です。
あのー出たことない声ってありませんか?
私は子供のころ姫路セントラルパークでフリーフォール(垂直に落下するアトラクション)に乗った時、自分の聞いたことない声が腹の底から出てきました 笑
なんと足つぼを受けた時にも、腹の底からそんな声が出てきました 笑
一瞬でフリーフォール思いだしましたもんね。
もう、イタイイタイ!!!
なんでこれがイイねん!!意味わからんわ!…とキレていました。
足つぼの授業受けるのが嫌で嫌でたまりませんでしたよ。
とうとう足つぼにハマりました
足つぼの授業もキレながらいやいや受けていた私。
卒業して直営サロンで働きながら足つぼをやっている時ですら、まだ魅力を感じていませんでした。
が!
ついに、ハマっちゃったのです!!
なーんでハマったかというと、「アウトプット」です。
授業では、知識や技術をインプットしますよね。
その逆で、覚えたこと、自分の知識をお客様に伝えるとき、そのときの自分の言葉が自分に響いてきたんです 笑
そんなことってありませんか?
しゃべっているうちに自分の本当の気持ちがわかったり…。声に出すと気付くんですよね。
アウトプットで気づく
学校の直営サロンではなーんとなく足つぼをやっていました。ごめんなさい。
中国整体・推拿(すいな)の方が好きだったので、全身をほぐして気持ちよくなっていただいたらうれしいし、私もその方が好きだし。
で、なんとなく足つぼをやっている時、お客様に「そこイタイですぅ~なんですかそこ」と質問されます。
「ここは腎臓なんですよ。足がむくんでらっしゃるから腎臓が少し弱っているのかもしれないですねぇ。水分を排泄しきれてないのかも」
またお客様に質問されます。
「そこめっちゃ痛いんですけど!」
「あーお客様腰痛お持ちですね。坐骨神経きてますねぇ、ふくらはぎのこの辺だるいでしょ?」
今度は私が質問します。
「お客様、左の肩甲骨あたり、こってません?」
「え、そうなんやわ。痛いねん、左だけだるーい感じ。なんでそんなんわかるん?」
この人ここしんどいやろな、めっちゃストレス溜まってんやん、神経質やろなぁ…、体にガスたまってんなぁ…、と思いつつ、質問してみると、当たっている。
質問に答えると、当たっている。なんやなんや、足つぼってすごいやん。
なんでそんなんわかるん?!って自分でも思っちゃいました 笑
本当は気持ちいいのよ、足つぼって
お客様に足つぼをやっていって、足つぼっておもしろいやんって思い始めました。
勉強してる時はそうでもなかったのに、なんだか不思議なハマり方…。
しかも気持ちがよい、と思ってきた!!!
初めての足つぼでも書きましたが、はじめはめちゃめちゃ痛かった…。だけど、人間慣れるもんですね~なんでも。
だんだん痛みもなくなってきて、気持ちよーくなるんです。そしてやってもらっている間はぐっすり寝ちゃったりとか。
これはもちろん慣れでもありますが、やっていくうちに、老廃物が減ってきて痛みが軽減されるためです。気持ちよくなってしまったら、あなたもしめたもんです!はい。
以上、10年くらい前に書いたブログの記事、そのままコピペでした 笑
コピペしていて思いましたが、今と同じことしか言ってません。なので、無修正でコピペしてこちらに投稿できました。